■ 今年は「古事記」編纂1300年の節目の年にあたるそうですね。この頃書店で「古事記」や「神様」を特集した雑誌をよく目にします。なぜだろう・・・と思っていましたが、理由がわかりました。
**神話から日本人の心の原風景を感じ、神社から信仰の歴史を知り、我々の心の核心を覗いてみたい。**「日本の神様」 こういうことなんですね。
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『路傍の石仏』 武田久吉/第一法規出版(初版 昭和46年3月)は道祖神と庚申塔について詳しく論述している本です。先日少し読んでみましたが、庚申塔が他の神仏と習合する例の中で最も多いのは道祖神で、これは庚申の申(さる)と道祖神は猿田彦だという俗説に由来するということが書いてありました。
こんなくだりを読むと、どうしても神様のことを調べることになるんです。道祖神に大いに関係があるらしい猿田彦ってどんな神様なんだろう・・・。で、この2冊の雑誌を読んでみることにしました。
日本には八百万(やおよろず)の神々がいるといわれてきた、ということですが、実に多くの神様がいるんですね。両方の雑誌をぱらぱらとめくってみてびっくりしました。とても覚えきれるものではありません。まだAKB48のメンバーを覚える方がやさしいかも。ひとりも名前を知りませんが。この機会に神様のことを少し勉強してみようと思います。
猿田毘古神(さるたびこのかみ)。出てました。**国譲りの約束を経て、高天原(たかまのはら)の神々が地上に降り立ったときに、道案内をして日向の高千穂まで送り届けたことから、道案内、導きの神として信仰されている。**「日経おとなのOFF 入門ニッポンの神様」(17頁) なるほど、それで道祖神につながるというわけですね。
それにしても神様の名前が読めません・・・。天照大御神 有名な神様ですから読めます。須佐之男命、すさのおのみこと。命はみことと読むんですね。 いざなぎのかみ、いざなみのかみ。有名ですから名前だけは知っていましたが、伊邪那岐神と伊邪那美神、こう書くんですね(「日経おとなのOFF」) 。でも「日本の神様」では伊耶那岐神と伊耶那美神となっています。どちらの表記でもいい、ということなんでしょうか。
小学校の低学年のとき、この夫婦の神様が矛で海をかき混ぜて日本の島というか国をつくったという話を読んだ記憶があります。
「いなばのしろうさぎ」が古事記にでてくる話だと知ると、古事記や神話が少し身近なものに感じます。
とりあえず雑誌を読んでみることにします。