透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

十干十二支

2012-02-21 | B 石神・石仏





 カフェ バロ(松本市梓川)のすぐ近くに祀られている馬頭観世音(上の写真の左から2番目、安曇野市三郷)。左隣は道祖神、右は二十三夜塔。白い石塔(花崗岩)と右端の小さい石塔が何か分からない・・・。やはり道祖神が一番親しまれるのも頷ける。表情豊かな双体像は観察していて気持ちが和む。

馬頭観世音の側面に天保十三壬寅年三月七日と彫ってある。天保十三年は西暦で1842年。十干十二支の十二支、寅は読めるが十干の壬が読めない。調べてみずのえと分かる。中国では十干と十二支を組み合わせた六十干支が紀元前から使われていたと聞く。

十干は甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸。う~ん、こうおつへいてい じゃないわけで・・・、読めない。

十干をここで復習。甲 きのえ 甲子園球場で馴染み。乙 きのと、丙 ひのえ、丙午 ひのえうまはよく知られている。丁 ひのと、戊 つちのえ、己 つちのと、庚 かのえ 庚申 かのえさる 庚申塔(こうしんとう)で馴染み。辛 かのと、壬 みずのえ、癸 みずのと。

十二支は動物だから覚えやすい。十干が覚えにくいのは、ものを指しているわけではなく、具体的なイメージが伴わないからだろう。