棲息地:松本市里山辺の蔵 観察日 120311
■ 「藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築」のカタログに収録されている「路上観察学会 座談会in茅野」で、藤森さんはこの部分には名前はないとした上で、「蔵ワッペン」みたいなものだと発言しているが、この部分には牛鼻という名前がついている。
日本の建築文化の凄いところは事細かに名前がついていることだ。従ってこれだけの飾りに名前がついていないということなど、まずあり得ない。彰国社の「建築大辞典」にも確かこの名前は載っていたと思う。この辞典は手元にないので、今確認することはできないが。
この牛鼻には家紋や水、寿という文字を鏝絵でつくることが多いが、この写真のような縁起のいい生きものも少なくない。
山形村にて