■ 松本駅お城口(東口)広場の改装工事がほぼ完成した。
駅前広場は町の顔、以前に比べるとこの性格は薄れているかもしれないが、それでもやはり町の顔だ。そのデザインはどうあるべきか、検討が繰り返されたに違いない。その際、松本らしさって何?という問いかけが当然あっただろう。
「松本らしさとは何か」という問いに対して、抽象的にしか示されない松本のイメージ。それを具体的な形にまで落とし込むという、デザイン作業は大変だっただろうと思う。その前に、そもそもこの駅前広場にどのような機能を負わせるのか、という基本的な問いかけにも答えなくてはならなかったはずだ。このような観点から、いずれこの広場を観察したいと思う。
今回はとりあえず駅前広場の駅側を縁どるコリドールを載せるに留めておく。ごく薄いフラットな屋根と等間隔に並ぶ柱、繰り返しの美学・・・。