■ 安曇野市穂高のグリーン&カフェはおと。ここで昨日(12月1日)、遠方から安曇野を訪れた知り合いの女性ふたりと楽しい語らいのひと時を過ごした。
すっかり落葉した木々に囲まれて静かに佇んでいるカフェ。
内部の様子は言葉で説明するのは難しいけれど、落ち着いた現代和風、それもちょっと民家風のあたたかで落ち着いた雰囲気。壁は漆喰仕上げだろう。柱や梁(丸太梁が1本架け渡されていた)、飾り棚、ドア枠などの木部はやや赤みを帯びた塗装が施されている。棚には形の整った小振りの観葉植物や置物が実に上品に飾られている。オーナーのセンスの良さがわかる。心配りが行き届いた空間とまとめたらいいだろうか。
紹介されたランチメニューの名前は覚えなかったけれど、木製のプレート(シンプルな食器もまたオーナーのセンスをうかがわせるもの)に置かれた自家製のパンは食感がよく、とても美味だった。バターナイフも木製だった。 こちらのブログ参照 デザートの後のコーヒーの少し苦味の効いた味は、そうだ、これがコーヒーの味だ!と思わせるものだった。
林の中に浮かんでいるかのように思わせる床レベルの設定。初冬の雪が降り続ける様を眺めながらの語らい。私はふと、吉村順三の名作、軽井沢の山荘のリビングからみる窓外の景色(写真でしか知らないが)もこんな感じではないだろうか、と思った。
気がつけば午後2時。彼女たちも予定があるだろう。再会を約束して(ン? 約束したかな)カフェを後にした・・・。
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