透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「透明カメレオン」

2012-12-29 | A あれこれ



 1月9日から始まる新聞連載小説が今日(29日)の朝刊に紹介されていた。作者は「月と蟹」で直木賞を受賞している道尾秀介さん。小説のタイトルが「透明カメレオン」だと知って、インタビュー記事(写真)を読んだ。もちろん「透明」が気になったから。

タイトルの意味を訊かれて道尾さんは**(前略)強く思いさえすれば存在するもの、逆に、思わなければ永遠に存在しないものがあるというような意味です。体を透明に変色させたカメレオンは、いてもいなくても人の目には見えないわけですから。**と答えている。

このブログのタイトルを透明タペストリーとした時も同じようなことを考えた。透明なタペストリーなら、あってもなくても同じ。毒にも薬にもならない、要するにどうでもいい駄文を書き連ねていこう、という気持ちからだった。

それを続けてついに3,000稿に到達した。1年に150稿のペースで書いても20年かかるのに、たった6年と7ヶ月で。

前述のような気持ちで続けてきたから早く到達したのだと思う。いい文章を書こうなどとは思わず、内容もまとめないまま、文章を書きだしている。この原稿もそうだ。どのように結ぶかはもちろん決めていない。

数多あるブログの中にはきちんと推敲したと思われるいい文章のものもある。そんなブログを読むと、きちんとした文章を書かなくてはと思うが、文才が伴わない・・・。

このブログはこれからも、質より量でいこう。

新聞の連載小説を読んだことはない。いや、松本清張の推理小説が連載されたときは読んだが、それはいつごろのことだったのか、大学生の時でないことははっきりしているから高校生のときかな?いや中学生の時だったかもしれない。

「透明カメレオン」というタイトルの意味は**ラストまで読んで、初めて分かるようにしています。楽しみにしてください。**とのこと。この小説は読んでみようかな・・・。