透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ブックレビュー 2012.12

2012-12-30 | A ブックレビュー



 今年最後のブックレビュー 12月の読了本はこの4冊。


『漱石の長襦袢』半藤末利子/文春文庫 

夏目漱石の孫で半藤一利さんの奥さんの著者が夏目家の人びとを描く。


『幕末史』半藤一利/新潮文庫 

文藝春秋の専務取締役などを経て作家になった半藤さんの本が新潮社から出るというのもおもしろい。でもないか・・・。江戸末期から明治へ。大きく歴史が動いた時代を半藤さんが講義する。この時代に関する本をもう少し読みたい。


『美しい日本の私』川端康成/講談社現代新書 

雲を出でて我にともなふ冬の月
風や身にしむ雪や冷めたき  明恵上人

形見とて何か残さん春は花
山ほとぎす秋はもみぢ葉  良寛

歌を引いて日本人の美意識を、感性を語る。


 


生活単位と薬

2012-12-30 | A あれこれ

■ 毎日薬が欠かせない生活となってもう何年も経つ。もちろん薬はヤクではなくくすり。ヤクが欠かせないとなるとヤバイ。私は毎朝2種類の薬を食事の後に服用している。

服用する錠剤がシート(PTP包装)に納まっている。プチっとシートを指先で押して錠剤を取り出す。2種類の内のひとつ(仮にAとする)はシートに14ヶ、もうひとつ(B)は10ヶ納まっている。

今回はその数について考えるのこころだ~、と先日亡くなった小沢昭一的に。

生活単位は1週間、ということになるのではないだろうか。定年退職して、あれ今日は何曜日だっけ?というような、つまり毎日が日曜日という生活をしている人は別として勤め人はそうだろう。だからカレンダーだってそういうレイアウトになっている。まれに違うレイアウトのものがあるが分かりにくい。

ブルーマンデーに始まり、花金(はなきんなんてもう言わないのかな)、そして休日という生活単位。これを1ヶ月、1年、更に何年も何年も繰り返す・・・。

ならば、毎日服用する薬の数も生活単位に合わせておいた方が好ましいのではないか、と思うがどうだろう。シート1枚に14ヶ納めている薬Aはおそらくこの考え方をしているだろう。ちょうど2週間分だ。

私は医院で4週間分受けとる。だからAはシート2枚。でもシート1枚に10ヶのBはシート2枚では20日分しかないので、8ヶ足りない。その分は折りちぎったシートで渡される。、医院ではその都度半端なシートが出るから不便だと思うし、私もBは数を確認しなくてはならない。

ああ、なんだか冗長な文章になってしまった。あらかじめ書く内容を決めていないのでこういうことになる。

本稿の結論、錠剤の数は生活単位と一致させてシート1枚に7ヶ、もしくは14ヶとすべし。その方が医院や薬局にも服用者にも好都合(なはず)。

ミヤサカさんもきっとそう思うだろうのこころだ~。


 ラジオ番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」に登場していたミヤサカさんは「宮坂薬局」のご主人だったんですね、投稿した後で知りました。