塩尻市洗馬 撮影日131012
■ 石神石仏をまとめて祀ってある。その数10基。元々あった場所から何らかの理由で移したのかもしれない。
今回は左から2番目の庚申塔と右から3番目の不動尊明王を載せる(以前中央の双体道祖神を載せた)。
まず庚申碑から
大きさを測り、石質も調べるべきだろうが、省略した。毎回同じことを書いているが、勢いのある文字だ。古い庚申塔にはくずした文字(草書)が多いように思う。左側面に建立した年月が安政七年二月彫り込んであった(写真)。西暦で1860年は江戸時代最後の庚申の年。この年の3月には万延に年号を改めている。庚申の年には早々と年号を改めたと以前何かで読んだような気がする。
次は不動尊明王と彫り込まれた文字碑
不動明王は密教の尊像である大日如来の化身。右側面に寛政十二庚申年八月とある。西暦1800年で確かに庚申の年。文字はあまり達筆ではないと思うが、素朴な味がある。
不動明王は庚申の主尊の青面金剛と同じように憤怒の相で似ている。両者何か関係があるのかもしれないが、今のところ全く分からない・・・。