■ 松本市内で最も古い部類に入ると思われる火の見櫓(大正15年建設)がカタクラモールの再開発予定地に立っていましたが、先月(3月)解体撤去されました。(→過去ログ)
で、次に古いものとなると、国道19号沿いのこの火の見櫓(高宮北、昭和5年建設)ではないかと思われます。「めいてつショーホール」という大きな看板が目立っていますが、その隣に立っています。
昨日、所用ですぐ近くまで出かけたので、再び観察しましたが、花崗岩の車止めのようなものが敷地の隅にあることに気が付きました。これはもしかしたら火の見櫓の柱脚を固定するための添え束(短い柱)(→過去ログ)ではないかと。
かつてここに木造の3角形の火の見櫓が立っていたとすると、3本の添え束があったはずですが(柱脚を確実に固定する方法は他にはなかったでしょう)、これはその内の1本ではないかと推察します。
他の2本は土中に埋まっているのかもしれません。
根入れ部分がありませんが、撤去する際、折れてしまったのかもしれません。あるいは引き抜けなかったので折ったのではないかと。石柱の表面に文字が刻まれていれば添え柱かどうか確認できたと思いますが、ありませんでした。他の面にあるのかもしれません。過去ログの台柱も孔のある面には文字は刻まれていません。
これは櫓好きの都合のよい推察でしょうかね~。
石柱の左側の小口は加工面には見えませんでしたが・・・。