透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

531 長野市小島田町の火の見櫓

2015-04-13 | A 火の見櫓っておもしろい


531 撮影日150413

 長野市内で所用を済ませての帰路、いつもとは違うルート、国道18号を走行していてこの火の見櫓に遭遇した。じっくり観察している時間的余裕が無く、写真を撮っただけだった・・・。

高い部類に入る細身の火の見櫓。北信、東信の火の見櫓は総じて細身。リング式ターンバックル付きブレースを用いた火の見櫓とはやはり印象が異なる。櫓の柱はストレート、末広がりではない。見張り台に半鐘は無く、踊り場に半鐘がある。



屋根の一部が欠損しているのは残念。見張り台の床下の方杖が下方にはらんでいることもブレースも踊り場の構成も善光寺の仁王門脇に立っている火の見櫓と同じ。





脚部は正面のみ斜材によって開放し、他の面はブレースを入れている。脚としてのデザインがなされていないのは残念。