透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「木精」北 杜夫

2015-04-01 | A 読書日記

 北 杜夫の『木精』を初めて読んだのは1981年9月のことだった。20代の時に買い求めて読んだ本には水色のテープ(レトラライン)が貼ってあるが、この文庫本にも貼ってある。

その後、1996年5月、2000年6月、2006年9月、2012年3月と再読を重ね、今回が6回目となる。

これほど繰り返し読んだ小説は他にない。

前回、12年3月に読んだ時ブログに書いている(→こちら)ので、今回は読んだことを記すに留めておく。

『木精』は自室の本を100冊、いや10冊まで減らしてもその中に残るだろう。