透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「日本の歴史03 大王から天皇へ」

2015-07-08 | A 読書日記



■ 講談社から15年ほど前に出た『日本の歴史』全26巻。その03巻、「大王から天皇へ」を読み始めた。この本を買い求めた当時、少しは日本史の知識を身につけようと考えたのかもしれない。でも、きちんと全巻を通読したわけではなく、興味のある巻にざっと目を通した程度だった。仕事が忙しくてじっくり本を読む時間などなかった、と言い訳を書いておく。

本は良い、その気になればいつでもこうして書棚から取り出して読むことができるのだから。

**古墳時代が中期を迎える四世紀末前後から、七世紀後半の天武天皇の即位の時期**(9頁) までを本巻は扱っている。この時代はまだ「日本」という国名はなく、「倭国」だった。倭国という呼称はいかにも古代史という感じがする。

史料をどのように解釈するかで大きく変わる古代史観。

今年は古代史の迷宮をさまようことになりそう・・・。