透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

赤坂 氷川神社

2015-07-23 | C 狛犬

 赤坂の氷川神社には7対もの狛犬が棲んでいて狛犬マニアの聖地なんだとか。このことを知ってから、私もいつか行ってみたいと思っていました。今月16日に早くもここを訪ねる機会を得ましたが、訳あって気持ちの余裕がなくて、じっくり狛犬を観察することができませんでした。それからもうひとつ言い訳、小雨が降っていて傘をさしていましたから、メモを取ることもできませんでした・・・。加えて情けないことに最寄りの地下鉄駅から迷ってしまって(道に迷うということはあまり経験がありません)、なかなかこの神社に着くことができませんでした。 

今回は御朱印を入手して狛犬観察は次回と思いましたが、下見と割り切って写真を撮りました。再訪の機会を待ちたいと思います。


明治15年(1882年)

獅子山の上で威嚇的なポーズをとる狛犬。 狛犬にはデザイン上の制約などないですから、クライアント(制作依頼主)や石工の遊び心でユニークな姿の狛犬もあるわけですが、こんな個性的な狛犬を見るとうれしくなります。




なぜこんなことに・・・


昭和12年(1937年)

この一対は向かって右側が口を閉じた吽形、左側が口を開けた阿形ですが、一般的には逆です。敢えて逆に設置したことに何か意図があるのでしょうが、それがどんなことなのかは、分かりません。





大正4年(1915年)

目の上の渦巻きが目立っています。目をまわした狛犬の漫画チックな表現かと思ってしまいます。





この見るからに古そうな狛犬は江戸時代前期、延宝5年(1677年)の生まれです。ブタのようでもありカエルのようでもあるような・・・。


 



江戸時代後期 弘化3年(1846年)生まれの狛犬です。 この狛犬はきっちり彫り込んであって、なかなか魅力的です。時間をかけて観察したいところです。阿吽両狛犬とも子持ちですね。

以上で5対です。この時、他にまだ2対あるはずという意識にはならずじまいでした。

確かにここ赤坂氷川神社が狛犬マニアの聖地と呼ばれるのも頷けます。狛犬のデザインって多様ですね。だからおもしろいのですね。