■ 山座同定の基本、それは山容から山名を割り出す方法だ。しかしこの方法は案外厄介。山容は見る位置によって変わるし、手前の山に隠れて見えなくなってしまうこともある。このような場合、山名を間違えてしまうことも起こり得る。
2枚の写真、上は長野道梓川SA(下り線)のレストランの箸袋に印刷されている北アルプスのイラスト、常念岳の北側(右側)に描かれた山に東天井岳と大天井岳という山名が付いている。下の写真は本を買ったときに書店員が挿んでくれたしおり、国宝松本城の後方に北アルプスの山並みが写っていて、常念岳の北側に横通岳、大天井岳という山名がある。
拡大図と拡大写真を下に載せる。
常念岳と大天井岳の間の山名が違う。箸袋としおりのどちらかが間違えているのか?
上のイラストでは横通岳は常念岳の稜線に隠されているのかもしれない(松本から見てこのようなことが起こり得るのかな?)。下のしおりの拡大写真で東天井岳は横通岳と大天井岳の間にあるピークかもしれない。
イラストの東天井岳と写真の横通岳は山容がよく似ているけれど・・・。山に詳しい人に訊いてみよう。