透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「壬申の乱」松本清張

2017-12-20 | A 読書日記

 中学2年生のとき、松本清張の推理小説『砂の器』を読んだ。こんなにおもしろい小説があるんだ! と思ったことを覚えている。本好きになるきっかけとなった本で、その後、大学生のころまで松本清張の作品をずいぶん読んだ。

松本清張に『壬申の乱 清張通史5』講談社文庫があることが分かったので、早速買い求めた。清張作品を読むのは久しぶりだ。先日『壬申の乱』遠山美都男/中公新書を読んでいるので読みやすいだろうし、例えば「日本書紀」の扱いがどう違うのかなど興味深い。この本が年越し本になるかもしれない・・・。



**「日本書紀」があえて記さなかった壬申の乱の真相とは何か。大化改新は、ほんとうに行なわれたのか。はたして、その実体はどのようなものか。天智天皇、大海人皇子、大友皇子らの人間模様と皇位継承をめぐるすざましい権力闘争、律令制の虚実を検証しながら、古代律令国家確立期の本質を活写する。**カバー裏面の紹介文