942 撮影日171221
■ 木曽町は木曽福島町・日義村・開田村・三岳村の4町村が2005年(平成17年)に合併してできた。今日(21日)所用で木曽町(旧木曽福島町)へ出かけた。そこでこの消火ホース乾燥塔を見かけた。火の見櫓の関連塔ということで載せる。
塔のてっぺんに腕木を渡し、使用した消火ホースを掛けたハンガーを吊り上げて乾燥させる。2つのハンガーで8本の消火ホースを掛けることができるようになっている。
壁がないから風荷重をあまり受けない。屋根も見張り台のような床も無いから、雪荷重はかからない。後は地震力に抵抗できればよいのだが、立体構造だから、こんな細い部材でも成立する。
梯子を外付けしてあるが、普段は地上の操作で消火ホースを干すことはできる。滑車に不具合が生じた時などに上る、ということだろう。
消火ホース乾燥塔の脚元に屋外消火栓とホース格納箱を設置してある。格納箱の扉には「木曽福島町消防団」とある。色褪せた箱が味わい深い。あばたもえくぼ効果で、火の見櫓関連のものは何でも良く見える。
でも、やはり屋根あり、見張り台あり、半鐘ありの火の見櫓がいいなぁ。
追記:消火ホース乾燥塔は火の見櫓の同類として番号を付けたこともあるし、付けなかったこともある。首尾一貫していないが、仕方ない。191229