透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

映画「日日是好日」を観た

2018-11-24 | E 週末には映画を観よう

■ この映画の原作、森下典子のエッセイを読んで、映画が公開されたら是非観たいと思っていた(過去ログ)。 近くのシネコンで今日(23日)から公開されたので早速観てきた。



小説ではない原作をどのような映画に仕立て上げるのだろう。稽古を重ねるに連れて、例えば季節によって雨音が違うことや、水とお湯でも音が違うことに気がつく様をどのように描くのだろう・・・。説明的なナレーションに頼っていた部分が少なからずあったのは仕方がないことだろう。

お茶の武田先生役の樹木希林の所作は自然で、演じていると感じさせないのはさすが。主人公の典子を演じている黒木華はNHKの土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」で主人公の料理人・澪を好演していたが、やはり彼女の演技はすばらしい。典子のいとこ・美智子役の多部未華子はかわいい。 なかなか好い配役だ。

庭の木々の季節のうつろい、床の間の生け花、茶碗、和菓子、柄杓、茶さじ・・・。茶道は自然と共にある文化だと映像を通じて改めて思った。


 
『自慢できる茶室をつくるために』根岸照彦/淡交社

今から30年前の1988年5月に買い求め、何回も読んで茶室の基礎を学んだ本。中身は実用的で分かりやすく、充実している。


 

 


「ロシアより愛をこめて」

2018-11-24 | E 週末には映画を観よう

週末は映画を観よう

■ 007シリーズ2巡目は第1作から順番に観ることにする。22日(木曜日)に借りてきた「ドクター・ノオ」と「ロシアより愛をこめて」を観た。

「ロシアより愛をこめて」は第1作でボンドに殺されたドクター・ノオに対する復讐と、ソ連の暗号解読機・レクターを手に入れようようと画策する犯罪組織・スペクターに立ち向かうボンドの活躍を描いた作品。主要な舞台はイスタンブール、そしてべニス。

スペクターが仕向けたソ連の情報局職員のタチアナ・ロマノヴァ(ダニエラ・ビアンキ)がボンドガール。彼女は誰でも美人と思うような典型的な美人。知的で芯が強そうな女性。

このシリーズのラストの大半は、悪との死闘の末に一件落着となり、ボンドが美人のボンドガールととなるが、このロシアより愛をこめてのラスト、べニスの沖の船上でのは最も印象に残るラストシーン。テーマ曲も好い。