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■ 『「廃炉」という幻想 福島第一原発、本当の物語』吉野 実(光文社新書2022年)を読み終えた。廃炉作業がいかに困難か、分かった。デブリの取り出しなんて無理、無理と思った。仮に取り出すことができたとして、そのデブリをどうするのか・・・。「廃炉」、この問題は知らぬが仏なのかもしれない。もちろんそれではいけないのだが。朝カフェでこの本を読んで、今日は何か好いことがあるかもしれない、などという明るい気持ちになることはなかった。
次は『宇宙は数式でできている なぜ世界は物理法則に支配されているのか』須藤 靖(朝日新書2022年)。
ちくま新書61冊
自室の書棚に並ぶ新書では中公新書が一番多くて約90冊、次いで岩波新書で約80冊、ちくま新書約60冊の順で朝日新書はほとんど読んだことがなく、書棚に4冊しかない。書店で『宇宙は数式でできている』を目にした時、おもしろそうだな、読んでみようと思った。
宇宙に関する法則、知っているのはケプラーの法則(第2法則)だけというお粗末な状況。ケプラーは神が創造した宇宙だから、美しい秩序がそこにはあるはず、という先入観を持って、惑星を観測した。だから法則を見つけることができた、と昔読んだ本に出ていたという微かな記憶がある。
『宇宙は数式でできている』に書かれていることがきちんと理解できるとは思えない。まあ、なんでもかんでも読んでみようと、買い求めた。
今日(4日)、朝カフェで読み始めるつもり。この本はどうだろう、何か好いことがありそうという気持ちになるだろうか。『本所おけら長屋』なら、間違いなく明るい気分になるんだけどなぁ。最新第18巻が今月末には出るらしいから、楽しみに待とう。