■ 所用で長野市へ。帰路、市街地で「あ、火の見櫓!」。
1326 長野市北石堂町 4脚4〇4型 撮影日時2022.03.14
櫓は直線的に逓減している。山形鋼の交叉ブレース。踊り場の作業スペースはカンガルーポケット。東北信によくある姿形。
柱から屋根の下り棟の部材に方杖を突いている。見張り台の床面にも方杖を突いている。
見張り台と踊り場に半鐘を吊り下げてある。見張り台の半鐘は表面がつるりんちょ、踊り場の半鐘は乳付きの古いタイプ。逆の場合が多いと思う。
脚部 正面と左側面だけアーチ部材を用いている。残り、奧と右側面は交叉ブレースを設置している。
消防信号板の下に銘板を設置してある。昭和5年は1930年、今から90年以上も前の建設ということになる。部材相互の接合にリベットが使われている。