BWCLにて 撮影日2022.03.12
■ 「ハンドルに遊びが必要」なようにカフェの作業カウンターにも遊びが必要だと勝手に思っている。この場合、遊びというのはコーヒーなどの飲み物やケーキを提供するための作業カウンターに直接必要ではないものを設えることを意味している。
昨日(12日)の午後、松本市内で用事を済ませ、豊科のカフェ、BWCL(ベルウッドコーヒーラボ)まで足を延ばした。いつも通りカウンター席の一番端に着く。作業カウンターの隅にデンと置かれたサングラスをかけた白い犬が目に入った。単なる置物かと思いきや、さにあらず。フランス製のスピーカーとのこと。店内のBGMはこの白いブルドッグから流れていたのだ。人気商品で品薄らしく、イタリアから直接入手したのだとか。フランス製なのになぜイタリアから? 理由を聞いたが覚えていない。
今まで、作業カウンターにはサービスのために必要な器具類しか置かれていなかったのではないか。それはそれで、プロの仕事という感じがして悪くないとは思う。が、そこに遊び加えられると、ゆったりとした雰囲気が漂うようになる。この白いブルドッグはゆったりさ加減がちょうどよく、都会的でおしゃれ、シャープな空間にピッタリ!
この犬に名前を付けるとしたら・・・。この白いブルドッグって、上記の通り、空間の遊びだと思うから「ホモ・ルーデンス」で人間の本質は遊びにあると論じたホイジンガとするのはどうだろう。 ホイジンガ、ダメかなぁ。ダメか・・・。