透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「ゲノム編集の光と闇」を読んだ

2019-09-24 | A 読書日記



 ゲノム編集という言葉を時々目にするようになった。今夜(23日)のNHKテレビのクローズアップ現代+ でもゲノム編集食品を取り上げる。

昨日の信濃毎日新聞1面下段のコラム「斜面」でもゲノム編集を取り上げていた。遺伝子を切断するだけの食品はゲノム編集か従来の技術か判別できないため、消費者庁発表の流通ルールではこれらの食品の大半はゲノム編集の表示を義務づけられないことになったという。

『ゲノム編集の光と闇 ―人類の未来に何をもたらすか』青野由利/ちくま新書を読んだ。

人類は生命の設計図を自在に編集する技術を手に入れてしまった。

本書には映画フィルムの何コマかをチョキンと切り取って、そこに別のフィルムをはめ込むというようなイメージのイラストが載っている。まさにこのような、いやそれ以上のゲノム編集が可能になったということだが、造物主が創った設計図を人が勝手に変えてしまっていいのだろうか・・・。

上掲の「斜面」の最後に**便利な技術には用心深い方がいい。**とあるが、全く同感だ。いつか取り返しのつかないようなしっぺ返しを受けるのではないか・・・。


 

 



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