■ 「黒部ダムカレー」全20店舗をクリアして、今度は宇江佐真理の髪結い伊三次捕物余話シリーズを全作品を読むことにする。カレーと時代小説とは全く関係ないが・・・。
文藝春秋のウェブサイトをみると、このシリーズは単行本と文庫本合わせて21冊発刊されている。とりあえず、文庫になっている作品を読もう。
ところで宇江佐真理というペンネームだが、『無事、これ名馬』新潮文庫の磯貝勝太郎氏の解説によると宇江佐はWeather(天気)から、真理はキューリー夫人の「真理を追究しなさい」という言葉から採っているそうだ。気まぐれな女性が真理の追究をするという意味なんだとか。わたしは「うえさ」だと思っていた。
「幻の声」のカバーには主人公伊三次とお文(おふみかと思っていたが、おぶん)の後姿が描かれている。「紫紺のつばめ」にはお文さんだけ大きく描かれていて顔も分かる。伊三次とよく似た顔だ。
恋仲のふたりはいずれ結ばれるのだろうが、それは何巻目のことだろうか。今年の春はこのシリーズを集中的に読むか。
どうもせっかちで・・・。