■ 今日(10日)の午後、塩尻のえんぱーくで久間十義さんの講演を聴いた。久間さんの講演なら聴いてみたいと、テーマの確認もしないで申し込んでいた。「新聞記者と小説家の間で」という演題で話されたのは外岡秀俊さんのことだった。リーフレットを読むとふたりは北海道出身で道内の高校の同級生。
講演に先立ち、外岡さんの小説『北帰行』を読んでいる方、と挙手を求めた久間さん。そのとき、なんとなく読んだような気がするけどな・・・、と浮かんだのは「水色」。本のカバーに水色が使われていたような気がするなあ、という朧げな画像記憶。スマホで画像検索すると、記憶とは全く違っていた。記憶違いか、じゃあ読んでいないのかもと挙手しなかった。
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講演が終わって帰宅。で、自室の書棚を探した。手前の並ぶ新書本の後ろにあった。記憶通りカバーに水色が使われていた。本に書いたメモから1977年の1月に読んだことが分かった。今から46年前だ。
後年カバーデザインが変わり、それがスマホの画面に表示されたのだろう。我が劣化脳にも朧げな画像が辛うじて残っていた。
ただし小説の内容を脳内検索しても全く何もヒットしない。
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本の帯には大きく文藝賞受賞作とあり、野間宏と江藤淳の選評が載っている。このふたりの名前からも相当昔の作品だということが分かる。再読してみようかな。
後年カバーデザインが変わり、それがスマホの画面に表示されたのだろう。我が劣化脳にも朧げな画像が辛うじて残っていた。
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本の帯には大きく文藝賞受賞作とあり、野間宏と江藤淳の選評が載っている。このふたりの名前からも相当昔の作品だということが分かる。再読してみようかな。