■ 中公新書が通巻2000点を迎えたことを記念して製作された『中公新書の森 2000点のヴィジリアン』。昨日(0627)紀伊国屋新宿南店で入手した(無料)。 やはり東京の大型書店は松本の書店とは違う。
冊子には川上弘美のエッセイ「『宦官』のころ」、渡邊十絲子さんと奥原光さんの対談、「思い出の中公新書」というアンケートの回答(179人分)などが収録されている。
対談には渡邊さんの中公新書ベスト20が載っているが、その中に偶然にも先日ブログに取り上げた『近代絵画史』と『美の幾何学』が入っていた。長谷川尭さんの『建築有情』はサントリー学芸賞を受賞している。
巻末の略年譜によって、透明なビニールカバーから紙カバーに変わったのが1989年ということと、初代編集長が宮脇俊三さんだった、ということを知った。
アンケートの回答を読むと『胎児の世界』三木成夫を複数の人が挙げている。胎児は成長する過程で、生物の進化の過程をトレースするということを紹介している本らしい。この本はたぶん未読、今度書店で探してみよう。
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