透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

代官山 蔦屋書店でビール!

2014-04-07 | A あれこれ

週末東京5


友人が送ってきてくれた写真をトリミングした。

 サントリー美術館でびっくり江戸絵画を鑑賞後、友人の提案で代官山の蔦谷書店へ。確か何か賞を受賞した書店で、建築雑誌にも取り上げられていたと記憶している(「新建築」2012/1)。

書店とカフェやラウンジが一体となって実に魅力的なスペースをつくっている。2階にあるAnjin(←こちら)はビールが飲めて軽く食事もできるスペース。書店の中で本に囲まれてビールするという、私のような本好きにはたまらないひと時をここで過ごした。

機能の異なるふたつの空間、一見無関係とも思える両者を一体化することで魅力的な空間を創り出す・・・、組合せの妙。

本とビールや料理が1枚のレシートにおさまっているなんて・・・。


 新宿駅でダッシュ! 最終のあずさに飛び乗った・・・。


未知との出会い

2014-04-06 | A あれこれ

週末東京4

 昨年の秋に岩波新書の『江戸の画を愉しむ』を読んでいたから、現在サントリー美術館で開催中の「のぞいてびっくり 江戸絵画 科学の眼、視覚のふしぎ」はぜひ行きたいと思っていた。



火の見櫓観察を終えて、東京の友人と新丸ビルで合流。KITTEで軽食してから地下鉄千代田線で乃木坂駅へ。駅からサントリー美術館までは徒歩で7、8分くらい。

会場の展示構成は次の通り

第1章 遠近法との出会い
第2章 鳥の眼を得た絵師たち
第3章 顕微鏡でのぞくミクロの世界
第4章 博物学で観察する
第5章 光と影を描く ―影絵・鞘絵・鏡・水画


ミュージアムショップで買い求めた絵はがき

西洋人の知性と日本人の感性、おそらく脳の違う領域で認識して描いていたふたつの異なる絵画的世界の出会い。更に顕微鏡や望遠鏡で観る未知の世界との出会い・・・。

西洋の科学的なものの観察のしかたや認識の仕方との出会いが江戸の絵師たちを大いに刺激して、絵画的世界が広がっていった・・・。江戸の人たちのワクワク感が伝わってくる。なかなかおもしろい企画展だ。

私の個人的な興味、関心で注目したのが上の歌川広重の錦絵。

上は遠近法を用いて表現した宿場。茅葺きの屋根、繰り返しの美学。奥行き方向への繰り返しは遠近感を強調する。

下は江戸の街並みを俯瞰的に描いている。この錦絵を会場で観ていて街中に火の見櫓が立っているのが分かった。


 


葛飾区高砂の青面金剛像

2014-04-06 | B 石神・石仏

週末東京3





高砂天祖神社の参道脇に祀られていた青面金剛像

  

右側面に「寛政四壬子歳」とある。干支が壬子(みずのえねずみ)、西暦で1792年



こちらの方が年代が古いのか、側面に彫り込んである建立年を読みとることができなかった。、摩耗が進んでいて像がはっきりしない。






471 葛飾区高砂の火の見櫓

2014-04-06 | A 火の見櫓っておもしろい

週末東京2

国分寺市東恋ヶ窪の火の見櫓の次は葛飾区高砂の火の見櫓。上野から京成線で京成高砂駅へ。駅から徒歩で5、6分で火の見櫓の立っている天祖神社に到着。境内の裏側に出て全形を見る。すぐ脇の京成本線を電車が頻繁に通る。

 
471 東京都葛飾区高砂

ツートンカラー!屋根のてっぺんのデザインに注目。



櫓の柱を見張り台の上まで伸ばして屋根を支えるというタイプが多いが、これは見張り台の床から立てた鋼管柱で支えている。半鐘もちゃんと付いている。





シンプルな構成の脚。

梯子段の数と間隔(@300)から見張り台までの高さを約10.5メートルと概算した。総高は14メートルくらいだろう。





火の見櫓と狛犬のツーショット

狛犬のことについは皆目分からない。大正10年の狛犬ということだけ台座で確認した。


 


470 国分寺市東恋ヶ窪の火の見櫓

2014-04-06 | A 火の見櫓っておもしろい

週末東京1

 昨日(5日)、松本発6時51分の特急スーパーあずさで東京へ。甲府盆地は春爛漫。富士山と桜、そして美しいフォルムの火の見櫓の組合せ、美しい!富士には火の見櫓がよく似合う(by 太宰 U1)。

国分寺駅から西武国分寺線で恋ヶ窪駅へ。全国で「恋」のつく駅名が4つあるそうで、恋ヶ窪はその内のひとつ。後は母恋駅(北海道)、恋し浜駅(岩手県)、恋山形駅(鳥取県)。


さて、いよいよ国分寺市東恋ヶ窪の火の見櫓とゴタイメ~ン!

 
470

緑の火の見櫓!鋼板フラットルーフ!がに股!



「所変われば火の見変わる」 こんなの見たことない。





がに股なのは駐車スペース確保のためか。隣の消防団詰所の屋外階段を上って踊り場へ。そこから上の小さな踊り場を経て見張り台に上るようになっている。



がに股の奥から前面道路方向を見る。





若葉色の火の見櫓と満開の桜のツーショット。 


 


春が来た

2014-04-02 | A あれこれ



春のフォトアルバム 撮影日140402 松本市内にて

東京では桜が満開になって、どうやら散り急いでいるようだ。今週末東京する予定だが、落花がさかんだろうか・・・。それも風情があっていい。

ここ信州松本もようやく春になって梅が咲いている。松本城の桜はまだつぼみ。開花は来週半ばの予想。

心躍る春の到来。


 


― 松本市北深志の火の見櫓

2014-04-01 | A 火の見櫓っておもしろい

「お願い うそでもいいから 本当のことを言って・・・ わたしのこと好き?」

4月1日 この問いにどう答えましょうか・・・




松本の街中に立っている数少ない火の見櫓の内の1基 140401夕方撮影



避雷針も蕨手もないすっきり屋根。



消防団詰所と比較すれば分かるが、この火の見櫓は脚が長い。

ブレースに丸鋼ではなく山形鋼が使われている。見張り台の床も小さな踊り場の床も鋼板張り。半鐘は既に無く、信号表示板も見当たらない。部材はリベット接合。かなり古い部類の火の見櫓ではないか。


 2回目