■ 今月3日、週末東京へ。まず向かったのが、21―21 DESIGN SIGHTで開催中の土木展。
土木展は、
マンホールに入ることができたり、
道路に出てくることができたり、
砂場では等高線がリアルタイムで表示されたり、
滝の前に立つと足元にダムができて流れをせき止めることができたり、
迷宮・渋谷駅の構造を見ることができたり、
ダムカレーのサンプルを見て楽しむことができたり、
渋谷駅周辺の細密な絵にびっくりしたり、
いろんな体験ができる展覧会。
■ 今月3日、週末東京へ。まず向かったのが、21―21 DESIGN SIGHTで開催中の土木展。
土木展は、
マンホールに入ることができたり、
道路に出てくることができたり、
砂場では等高線がリアルタイムで表示されたり、
滝の前に立つと足元にダムができて流れをせき止めることができたり、
迷宮・渋谷駅の構造を見ることができたり、
ダムカレーのサンプルを見て楽しむことができたり、
渋谷駅周辺の細密な絵にびっくりしたり、
いろんな体験ができる展覧会。
■ 週刊朝日に連載中の食エッセイ「あれも食いたい これも食いたい」をまとめたのがこの丸かじりシリーズ。『アンパンの丸かじり』文春文庫読了。
東海林さんの文章のユーモアとオリジナルな表現に惹かれる。ああ、こんな文章が書けたらいいなぁ、と読むたびに思う。
**(前略)でも、アンパンにも何かひとつ取り柄を見つけてやりたい。
しかし、こうしていくら眺め廻していても、どこにも取り柄なんか・・・・おおっ、アンパンには裏と表があるぞ。
フムフム、そうか、アンパンには裏と表があったか。
表が茶色で裏が白。
発見である。
(中略)
あなたはアンパンを食べるとき、いつも茶色いほう、すなわち表を上にして食べていませんか。
アンパンは十人が十人、茶色いほうを上にして食べる。
手に持ったとき、たまたま白いほうが上だった場合、わざわざ裏返して茶色いほうを上にしてから食べてはいませんか。
なぜでしょう。**(132頁)
なるほど、確かにそうですね。なぜでしょうね。
週末東京しますが、新宿行の特急あずさの中でビール、いやコーヒー飲みながら考えます。
■ 週末のサードプレイス、カフェ バロ。今週もいつものカウンター席でいつもの人たちといつものように♪行方定めぬ波枕的会話、まさにどこに向かうのか予測不能な会話、要するにとりとめのない会話をして過ごす。
明後日(4日の日曜日)の朝、小美玉市役所近くの6角形の火の見櫓を見に行く予定だと私が話す。小美玉市は馴染みのない市で茨城のどこにあるのか分からないだろうから、霞ヶ浦の奥にあると補足する。
霞ヶ浦ではナマズが釣れるとK氏。おいしいですかね?とH女史。淡白な味では?と私。ウナギの代わりの蒲焼きを(どこだっけ?記憶にない・・・どこかで)売っているとYさん(だっけ?)。
今も6角形の火の見櫓が立っているか確認した方がよいとK氏。Fさんが、ならばと「小美玉市 火の見櫓 6角形」をケータイで検索するとこのブログが一番上に出てきた。アチャーな結果。
こんな具合の会話を閉店時間の7時まで1時間ほど続けた。
仕事モードをOFFし、リラックスモードをONして過ごす毎週末のひと時。
安曇野ちひろ美術館の全体配置図:新たに設置された案内看板を撮影した。
■ 安曇野の人気観光スポット、安曇野ちひろ美術館に新たにトットちゃん広場が整備され、この体験交流館などが7月末にオープンした。
切り妻屋根に押縁下見板張りの外壁の建築。下屋は柱が直接軒桁を支えるのではなく、3本、放射状に分かれて桁と垂木を支えている。この構造デザインがシンプルな外観に変化を持たせている。
「繰り返しの美学」はこのブログのメインカテゴリーだが、最近は火の見櫓などに押され気味。
建築の構成要素そのもののデザインには特にこれといった特徴が無くても、それを直線的に、そして等間隔にいくつも配置すると、「あ、美しいな」とか、「整っていて気持ちがいいな」とか、そういった感情を抱く。このような経験は私の個人的なものではないだろう・・・。シンプルなルールによって、ものが秩序づけられた状態・様子を脳が歓迎しているのだ。
建築構成要素を直線状に等間隔に並べるとそこに秩序が生まれ、それを美しいと感じる。この状態を繰り返しの美学と称して時々ブログに取り上げてきた。この体験交流館の下屋の構成はまさに繰り返しの美学だ。リズミカルな構成が美しく、心地よく感じる。
■ マニアな人たちが出演する「マツコの知らない世界」は好きな番組。この番組で地サイダーが取り上げられ、400種類!を試したという女性が全国各地の地サイダーを紹介していた。番組の冒頭で大町のハサイダーが映し出されたところを私は見逃さなかった。
ビンに貼られたラベルのデザインは派手すぎず、地味すぎず、なかなか好い。 ラベルの右側にこのハサイダーの紹介文がある。**黒部ダム建設時、大町トンネル工事の際にぶつかった長さ80メートルにおよぶ破砕帯。
北アルプスの地下に位置する破砕帯から湧き出す摂氏4度の冷たい天然水からつくったサイダーです。**
撮影日151020 黒部湖上の遊覧船ガルベから撮った1枚
黒部渓谷に建設された黒部ダムは昭和の大事業だった(着工1956年、竣工1964年)。手元にある資料によると、資材の搬送ルートを確保するために建設された大町トンネル(全長5.4キロメートル)だが、大町側から2.6キロメートル掘り進んだ地点で破砕帯に遭遇。通常なら10日で抜ける距離に7カ月を要したという。破砕帯突破に苦闘する様子は映画「黒部の太陽」で描かれた。私はこの映画を観たことを覚えている。
このハサイダーのことが先日カフェ バロで話題になった。KさんとYさんの評価はどうやら★★☆☆☆くらいだったようだ。その後、試した常連客のHさんは★★★☆☆くらいだったらしい。話ぶりからこのように判断した。
一昨日(8月30日)所用で大町に出かけた際、大町駅の売店で1本買い求めて飲んでみた。甘さ控えめ、すっきりした飲み心地は悪くない。だが、飲んだあとに喉に残る、なんというのだろう・・・、表現する言葉を知らないが、後味でいいのかな、飲料後感が少し減点になるかもしれない。
で、私の評価は★★★★☆。
ハサイダー 250ミリリットル/200円(税込み)