942
甲斐市下今井(甲斐市役所双葉庁舎敷地) 撮影日171009 旧双葉町の町章
◎ 双葉町の花・ツツジを外側を凸、内側を凹で表現している。中心に双葉町の町章を入れてある。下側に「ふたば」と「おすい」の表記がある。蓋が円であることを意識したデザインは好い。
942
甲斐市下今井(甲斐市役所双葉庁舎敷地) 撮影日171009 旧双葉町の町章
◎ 双葉町の花・ツツジを外側を凸、内側を凹で表現している。中心に双葉町の町章を入れてある。下側に「ふたば」と「おすい」の表記がある。蓋が円であることを意識したデザインは好い。
941
甲府市向町にて 撮影日171009
◎ 蓋に円を入れてふたつのエリアに分けているが、共に甲府市の花のナデシコで埋めている。市章も無ければ市名の表記もなく、素っ気ない。「おすい」と「14」という耐荷重14tの意味の表記がある。
937
山梨市下栗原 撮影日171009
◎ 山梨市(*)のマンホール蓋は市の花・ツツジと「やまなし」の文字を外周に配置し、その内側に〇を入れて中に市の木・マツと市の鳥・千鳥を配置している。蓋の下側に「おすい」の表記がある。
*現在の山梨市は山梨市(明治初年には35村あった)と牧丘町(同年12村)、三富村(同年7村)が2005年(平成17年)に合併して誕生した。長野県とは川上村で境を接している。
933の道路またぎ火の見櫓
旧大和村(2005年に塩山市、勝沼町と合併して甲州市になった)のマンホール蓋 撮影日171009
◎ 中心にヤマトをデザインした村章、その周りに甲斐武田家の家紋・花菱とヤマザクラを交互に配し、外周にYAMATOと有名な武田菱を配している。なぜ武田菱? 調べるとここは武田家終焉の地だという。
925 諏訪郡富士見町落合の火の見梯子 撮影日171009
■ 前稿の火の見梯子と同様、これも火の見梯子に控え柱を付けているが、違うのは控え柱が「さすまた」のような形をしているところ。で、控え柱の方を登るのかと思いきや、違う。では一体、さすまたのような形にしたのは何のため?
本稿を以って10月9日の火の見櫓めぐりの成果の掲載を終わりにする。
924 諏訪郡富士見町境の富士見梯子 撮影日171009
■ 梯子か櫓か、これは判断に迷うことはない。梯子に控え柱を設置したもの。控え柱と梯子を横架材でつなぎ、構造的に一体化しているならば櫓だが、そうなっていない。
この梯子のてっぺんにも律儀に避雷針と風向計を付けている。
922 諏訪郡富士見町境の火の見櫓 3脚無無型 撮影日171009
■ 山梨県をほぼ縦断して、長野県の富士見町まで戻ってきた。諏訪地方ではこのような簡易な火の見櫓をよく見かける。3本の柱を櫓のてっぺんで1か所に集めている。そう、この櫓は3角錐。その正面を梯子にし、側面には斜材を入れている。
櫓のてっぺんには避雷針と矢羽形の風向計を付けている。腕木に切妻の小屋根を付け、その下に表面がつるりんちょな半鐘を下げてある。腕木はガセットプレートで柱材に固定し、さらに斜材で吊っている。
921 長野県諏訪郡富士見町落合下蔦木の火の見櫓 4脚44型 撮影日171009
フォルムは美しい。メンテナンスが良くなく、発錆しているのは残念。
(再)北杜市白洲町白須の火の見櫓 4脚44(面取り)型 撮影日171009
造形的におもしろい櫓。外付け梯子から踊り場に入り込むところのデザインに注目。
以上で山梨県内の火の見櫓めぐりの記録終了。 長野県も多いが山梨県も多い。また山梨県には出かけたい。
919 北杜市武川町新奥の火の見櫓 4脚44型 撮影日171009 1989年(平成元年)建設
■ この火の見櫓の形を幾何学的に言えば、4角錘台に4角柱を重ねた形となる。なるほど、こういう形もあるんだ、と思わせた火の見櫓。ただし古き良き昭和の手づくり火の見櫓ではない。
918 北杜市武川町宮脇の火の見櫓 4脚44型 撮影日171009
■ ずっと末広がりの櫓が美しいと言ってきたが、この火の見櫓のような直線的で端正なフォルムの櫓も美しい。鑑賞者である私の内部(って要するに脳)に潜む理想的なフォルム、美しいと感じるフォルムはひとつではないということだ。
横架材を省略し、✖形のブレースで櫓の強度を確保している。ブレースはひし形の繰り返しのようにも見える。この繰り返しの美学に私の脳が反応し、この櫓を美しい!と感じたのかもしれない。
飾りなど不要とばかりに、見張り台も踊り場も縦の手すり子のみで構成している。なるほど、確かに美しい。こんな脚のデザインもありかな。これは印象に残る1基。 この火の見櫓はそれ程古いものではないだろう。鉄工所が経験と勘だけで造れる形ではない。
ちょっと送電鉄塔のようにも見えるという、内なる別の判断が・・・。
917 韮崎市円野町上円井の火の見櫓 4脚片流れ4型 撮影日171009
■ カーナビのガイドを無視し、こっちの道、あっちの道と適当に移動しながら火の見櫓との出会いを楽しんだ。それでも、カーナビの女性の声に従って塩尻まで続く国道20号に時々戻っていた。そうしないと帰ることができないから。
この火の見櫓は国道20号の上円井の信号の近くに立っていた。
鋼管4本で構成した櫓に折板葺きの片流れ屋根を載せた火の見櫓。折版葺きの屋根付きの火の見櫓は珍しい、以前安曇野市明科で見たが(*1)。
櫓の構面のひとつを梯子にしている。梯子桟の数とその間隔から見張り台の高さは4mくらいと推測する。
半鐘を吊り下げているところを良く見なかったが、折板部分から下げている。折板の山にフックをつけているので、折板との間にスペースがなく、半鐘が窮屈そうに見える。半鐘を叩く木槌が風に揺れて、その跡が柱についている。
*安曇野市明科の火の見櫓
916 火の見櫓のある風景 韮崎市円野町上円井 4脚44型 撮影日171009
■ 看板も見当たらないし、路上にゴミも落ちていない。緑が多く、きれいで落ち着いた雰囲気の通りに火の見櫓が立っている。
見張り台に片流れの屋根付きの架台を設けてモーターサイレンを設置している。バランスの良い屋根と見張り台だったのに、残念と言わざるを得ない。
外付け梯子から櫓内の小さな踊り場に移るところに落下防止カゴと手すりを設置してある。櫓を登り降りする消防団員への安全上の配慮は好ましい。
脚部の斜材の長さが左右違っている。なぜこのようにしたのだろう・・・。柱材と斜材と水平部材で繋いでいて3角形ができていない。こうのような構成でトラスと言えるのかどうか。