史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

羽生 Ⅱ

2017年07月22日 | 埼玉県
(毘沙門堂)


毘沙門堂

 羽生駅から徒歩数分、毘沙門堂の境内に森玉岡の墓碣銘がある。
 森玉岡は漢詩人で、書も能くしたといわれる。羽生で私塾を開き近隣の子弟を教えたが、その中に若き日の清水卯三郎がいた。それまでの卯三郎は勉強嫌いで相当な腕白小僧であったが、ここで初めて学ぶ楽しさを覚えたという。


玉岡翁墓碣銘

 この墓碑銘は、文久二年(1862)に近在の人たちによって建てられたものである。碑文によれば、森玉岡は酒や旅行が好きな粋人であった。玉岡によりこの地に学術が芽生え、大きな功績を残した。

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