今日はちょっとした用事があって、会社を休んだ。
午前中に嫁さんと買い物。
計画停電なんて騒いでいるのに、スーパーの中は煌々と電気が点いていて
こんなに明るくする必要があるのかと思ったほど。
午後に実家へ行き、また後片付け。
ついこの間、一ヶ月前までここに姉貴やお袋が住んでいたのが
誰も居ない家になった途端に、どんどん痛んで行く気がして
なんだか寂しい気持ちになる。
自宅に引き上げて、僕の部屋に居るお袋の位牌。
今日は、仏壇に置き去りになっていた親父と先祖の位牌に、
別の仏壇に入っていた祖父母の位牌を持って帰って
久しぶりにお袋と親父を一緒にしてやった。
位牌を並べた後ろに、お袋の笑顔が写った写真。
お袋が嬉しそうにしているように見えるから不思議。
本当は仏壇に入れてやらなくちゃいけないのだろうけれど
まずは放ったらかしになっているよりはマシかな?って。
以前は、人が亡くなったらそれで終わりって思っていたけれど
お袋が亡くなってから、そういう感覚が無くなって
位牌がお袋の一部に見えてきた。
先祖も含めて、親父が居て、お袋が居て、今の自分が居るって
そんな事を感じさせられるようになった。
マザコンって言われそうだけれど、自分にとってお袋の存在が
本当に大きなものだったって、今頃になって気がついた感じ。
こういう感覚を持っているのが、日本人なのかな?
位牌を並べてみて、お袋が亡くなってから、
今日まで何か引っかかっていたものが
ひとつ解消されたような、そんな気がした。