「ゆりかごを揺らす手」はカーティスハンソン監督による92年のスリラー映画だ。
ここでもすごい悪女がどきどきさせるようなパフォーマンスをする。

研究者の優しい夫と幼い娘に囲まれ幸せな日々を過ごすクレア(アナベラ・シオラ)は2人目の子供を身ごもった。担当した産婦人科医師は状況を確認するふりをして彼女の陰部に対して手で猥雑な行為に及んだ。事情を知った夫の助言により、彼女は警察に訴えた。他に数人の女性が被害に遭ったことが判明し、社会的制裁を受けた産婦人科医はピストル自殺した。訴訟を受ける可能性があるということで夫の財産が没収となった。残された産婦人科医の妻ペイトン(レベッカ・デモーネイ)は衝撃を受け、妊娠中の彼女は流産し子宮を除去摘出されてしまった。
6ヵ月後クレアは無事に男児を出産していた。産婦人科医の妻は、過去を隠してクレアに近づいた。娘にも好かれるように振舞っていた。相手の信頼を得て住み込み家政婦として雇われることに成功した。

引っ越して来た夜から彼女は自分の乳房をジョーイに含ませるなど自らの子供のように扱い始めた。しかし、悪事を次々はじめだした。研究者である夫の重要な論文をこっそり破り捨てたりした。家族に親しんでいる精神障害を持つ黒人使用人もわなにはまった。また、夫婦の仲を裂くため、夫の旧友であり現在は友人の妻(ジュリアン・ムーア)と浮気しているように画策し、家庭崩壊へと追い込んでいった。それにショックを受け妻の持病である喘息が悪化していったのであるが。。。
悪女映画は数多い。どれもこれも背筋をひんやりとさせられる。「蜘蛛女」「深夜の告白」「悪魔のような女」「危険な情事」などが有名であろう。いずれも凄すぎる。

自分はこの映画を見て「エスター」を連想した。「エスター」は子供の設定であるが、家族内で同居する悪女の設定ということでは同じである。家庭内で積み重ねるいたずらの数々はどちらもすごい。悪女を演じるレベッカデモーネイは若き日のトムクルーズの彼女でもあるが、風貌がヒラリークリントンに似ている。冷たい美貌がそっくりだ。ここで見せた自分の母乳をあげて赤ちゃんを自分になつかせる意地悪は究極の意地悪だ。女は怖い!途中からのドタバタ劇は「危険な情事」のグレンクローズの振る舞いも連想させる。恐怖の波状攻撃には家の中でのけぞりそうになる。
カーティスハンソン監督は「LAコンフィデンシャル」という名作を残しているが、メリルストリープ主演の「激流」ではB級映画的サスペンスタッチのスリラーを仕上げている。
この映画が持つ独特のサスペンスタッチもなかなかだ。もう一度このタッチでつくってほしい。
一つだけ気になったところがある。ここの奥さんがぜんそく疾患だという設定である。ぜんそくは怖い。
自分の会社入社同期が30前半にぜんそくで死んでいる。北野高~京大出の秀才であった。彼はぜんそくを親に隠していた。東京にしばらくいた後関西に帰った。親と同居したが、何も言っていなかった。死んだあと手帳を見たら、自分の疾患を治すために懸命に病院周りをしていたことを知った。せつない気持ちになった。彼は風呂に入っている時に発作を起こす。風呂から飛び出した彼は親に何かを訴えたけれど、親は何も分からない。吸引機の場所も分からず、そのまま窒息した。
この映画で奥さんが発作を起こすシーンを見て、本当だったら死んでもおかしくない気がした。
どうでもいいことだけど、急に思い出した。
ここでもすごい悪女がどきどきさせるようなパフォーマンスをする。

研究者の優しい夫と幼い娘に囲まれ幸せな日々を過ごすクレア(アナベラ・シオラ)は2人目の子供を身ごもった。担当した産婦人科医師は状況を確認するふりをして彼女の陰部に対して手で猥雑な行為に及んだ。事情を知った夫の助言により、彼女は警察に訴えた。他に数人の女性が被害に遭ったことが判明し、社会的制裁を受けた産婦人科医はピストル自殺した。訴訟を受ける可能性があるということで夫の財産が没収となった。残された産婦人科医の妻ペイトン(レベッカ・デモーネイ)は衝撃を受け、妊娠中の彼女は流産し子宮を除去摘出されてしまった。
6ヵ月後クレアは無事に男児を出産していた。産婦人科医の妻は、過去を隠してクレアに近づいた。娘にも好かれるように振舞っていた。相手の信頼を得て住み込み家政婦として雇われることに成功した。

引っ越して来た夜から彼女は自分の乳房をジョーイに含ませるなど自らの子供のように扱い始めた。しかし、悪事を次々はじめだした。研究者である夫の重要な論文をこっそり破り捨てたりした。家族に親しんでいる精神障害を持つ黒人使用人もわなにはまった。また、夫婦の仲を裂くため、夫の旧友であり現在は友人の妻(ジュリアン・ムーア)と浮気しているように画策し、家庭崩壊へと追い込んでいった。それにショックを受け妻の持病である喘息が悪化していったのであるが。。。
悪女映画は数多い。どれもこれも背筋をひんやりとさせられる。「蜘蛛女」「深夜の告白」「悪魔のような女」「危険な情事」などが有名であろう。いずれも凄すぎる。

自分はこの映画を見て「エスター」を連想した。「エスター」は子供の設定であるが、家族内で同居する悪女の設定ということでは同じである。家庭内で積み重ねるいたずらの数々はどちらもすごい。悪女を演じるレベッカデモーネイは若き日のトムクルーズの彼女でもあるが、風貌がヒラリークリントンに似ている。冷たい美貌がそっくりだ。ここで見せた自分の母乳をあげて赤ちゃんを自分になつかせる意地悪は究極の意地悪だ。女は怖い!途中からのドタバタ劇は「危険な情事」のグレンクローズの振る舞いも連想させる。恐怖の波状攻撃には家の中でのけぞりそうになる。
カーティスハンソン監督は「LAコンフィデンシャル」という名作を残しているが、メリルストリープ主演の「激流」ではB級映画的サスペンスタッチのスリラーを仕上げている。
この映画が持つ独特のサスペンスタッチもなかなかだ。もう一度このタッチでつくってほしい。
一つだけ気になったところがある。ここの奥さんがぜんそく疾患だという設定である。ぜんそくは怖い。
自分の会社入社同期が30前半にぜんそくで死んでいる。北野高~京大出の秀才であった。彼はぜんそくを親に隠していた。東京にしばらくいた後関西に帰った。親と同居したが、何も言っていなかった。死んだあと手帳を見たら、自分の疾患を治すために懸命に病院周りをしていたことを知った。せつない気持ちになった。彼は風呂に入っている時に発作を起こす。風呂から飛び出した彼は親に何かを訴えたけれど、親は何も分からない。吸引機の場所も分からず、そのまま窒息した。
この映画で奥さんが発作を起こすシーンを見て、本当だったら死んでもおかしくない気がした。
どうでもいいことだけど、急に思い出した。
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