映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

スーパーエイト エイブラムス&スピルバーグ

2012-02-12 09:35:27 | 映画(洋画 2010年以降主演男性)
「スーパーエイト」は「ミッションインポッシブルⅢ」のJ・J・エイブラムス監督が、制作スティーヴン・スピルバーグとのコラボで描くSFアドベンチャー映画だ。
1979年の田舎町を舞台に、8ミリカメラで自主映画を撮影中に偶然列車事故を目撃した少年少女たちが、やがて不可解な事件に巻き込まれさまを、初期のスピルバーグ作品へのオマージュも盛り込みつつ描き出す。少年少女を中心に作り上げる展開は、いかにも初期のスピルバーグの匂いが強い。


 1979年の夏、オハイオの小さな町で保安官である父ジャクソンと2人暮らしの少年ジョー。映画オタクの親友たちとゾンビ映画を製作していた。ある夜、親に内緒で家を抜け出し、チャールズやアリスら5人の友達と共に駅舎で8ミリ映画の撮影中、自動車が列車に衝突した大事故に遭遇する。電車に衝突した車を見ると、ジョー達の通う学校の生物教師であるウッドワードがいた。ジョー達に「今見たことを決して誰にも言ってはいけない。そうしなければ君達も大変なことになる。」秘密にすることを誓い合った。

ほどなくして現場には軍が到着した。そして彼らは、ある極秘情報が何者かに知られてしまったと、大規模な捜索を展開する。しかし、町では不可解な事件が次々と起き始めた。自動車からエンジンが抜かれたり、犬が突然いなくなったり、停電が頻繁に起こるようになったりと。。。。


SF映画であると同時に「ジョーズ」と同様にパニック映画の色彩をもつ。
「ジョーズ」でサメが出てくるまでに1時間半近くかかったように、この映画でも謎の生物が出てくるまで同様の時間をかけてもったいぶる。正体がわからないのはやっぱり不気味だ。謎の生物の断片は少しづつ見せていくが、はっきりとは見せない。何だろうと観客に思わせる方法はうまい。音響も恐怖心を高めるようにしている。

「ET」同様に子供目線で話が展開する。スティーヴン・スピルバーグのクレジットがされていたのでその昔だったら、もう少し人気が出たのかもしれないが、興行収入今一歩ということはこの手の類はもはや時代が違うということか?アリスを演じたエル・ファニングは映画「アメリカンビューティ」の少女と同じような妖艶な雰囲気だ。将来が楽しみだ。
70年代後半のポップミュージックの使い方が上手で、ELOの曲や「マイシュローナ」など好きだった曲がたくさんかかったのにはご機嫌になった。
コメント (2)
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