
いかにも矢沢永吉らしいロックンロールが続く
「 Rambling Rose」だ。
そしてオープニングでもよくかかる「レイニー・ウェイ」につながる。
この曲もみんなよく知っていて、合唱する声がよく聴こえる。照明も意識して雨模様
念押しするように「苦い雨」この曲もヤザワファンが大好きな歌だ。
昨年発表されたヤザワのライブで「今、一番聴きたい曲」で第10位
思わず自分も歌ってしまう。
でもこんなに矢沢が雨雨いうから最終日雨降っちゃったんだよな。
朝はなんともなかったのに。。傘買っちゃったよ。
3回目のMCだ。
最初の矢沢のコンサートは男性の比率が97%くらいで、ポマードの匂いがプンプンしていた。
でも今は男女半々くらいで、民主主義だよね。なんて言っている。
でも自分の見た感じでいえば7:3くらいじゃないかな?
少なくとも自分の周辺を見回すと、年齢層は高い。平均年齢は50を超えているんじゃないか?
そうしているうちにアコースティックギターに持ち替える。
思わず「やるのか!」と「二人だけ」を期待するが「Sweet Rock'n'Roll」だ。
でもこの曲いいよね。優しいロックンロールという感じで気分がくつろぐ。
「IT'S UP TO YOU!」では一転70年代前半のストーンズを思わせる正統派ロックを歌う。
この曲はライブで映える曲だ。
矢沢ファン大好きな「YOU」ではファンのノリもよくなる。
昨年発表されたヤザワのライブで「今、一番聴きたい曲」で第9位
その曲の途中でようやく衣装を替える。

そしてバラードが2曲続く。これが抜群によかった。
「Please,Please,Please」では雪の上で歌っているような舞台に代わる。これがきれいだ。
「東京雪も降るのさ」という歌詞にぴったりだ。歌も情感がこもる。
「CITY LIGHTS」都会のネオンを意識したこの照明もきれい。今回の舞台照明設計はうまい。
バラードを熱唱する矢沢の横でバイオリンが鳴り響く。これが実にいい。
この2曲にうっとりしてしまう。やっぱり矢沢はバラードだよね。
今回は緑のイアフォンをつけながら歌っていた。
メンバー紹介あったが、柳ともう一人のギターリストはジェフコールマンというそうだ。
このリズミカルなギターは最高だ。
「夜間飛行」を歌った後は「コバルトの空」
一昔前のロックンロールビートを基調に矢沢がノリノリで歌う。
手拍子しながら自分でリズムをとる。
そのあとはメドレーだ。いずれもカラオケでよく歌う矢沢の定番で、観客が合唱するように合わせて歌う。
「チャイナタウン」、「ラスト・シーン」、「I LOVE YOU,OK」、「YES MY LOVE」と続いていく。
そしてようやく「JEALOUSY」だ。オープン二ング曲も予想されたが意外なところで使う。
「PURE GOLD」でいったん終了
この曲は旅に行くような気分にさせてくれて、大好きだ。

白い矢沢スーツに着がえて始まったアンコールは「サイコーなRock You!」でスタート。
他の曲でバックダンサー出ていた曲あったけど、この曲はない。近年の曲では一番浸透しているのでは?
ギターのイントロで「止まらないHa~Ha」とわかると、タオルを用意しようと観客がソワソワする。
タオル投げがいつもより思いっきりはじけている感じでいい。そのあとで「止まらない!離れない!」となると全員が演歌歌手のように歌う。
陶酔しているのがよくわかる。
「トラベリン・バス」2階なのでトラバステープをしっかり探すお兄さんたちがよく見える。
最後と思うと観客も感慨ひとしおだ。
いつものように「帰りにおいしいビール飲んでよ」と途中でいう。
「キリンもアサヒもやめてよ」と矢沢もしっかりしているんじゃない。
思わずふきだしてしまう。
もう一曲やると思ってけど、客だし曲で終わる。外をみると雨は止んでいた。
あの2曲で雨がすっ飛んだのか??

帰りに反省会をした。矢沢には悪いけど、モルツはなかった。
そして、一体いつまでやるのか?という話になった。
150回の武道館はできるんじゃないかと。松田聖子、藤井フミヤが武道館100回こえたという。
追いつかれないようにやるだろう。
コンサートの帰り道「二人だけ」やらなかったねと言っている声が聞こえた。
ジョニー大倉追悼というのはもう終了だったんだよね。矢沢は引きづらない。
自分はジョニーを追悼する意味で、俳優としての彼に関わりのある人がやっているバーに一人寄った。
矢沢コンサートの帰りに寄ったと自分が言うと先方は喜んでくれた。
客がちょうど引けたところで、2人で映画談義ができて、最高に素敵な夜を過ごせた。