映画「ソワレ」を映画館で観てきました。
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「ソワレ」は和歌山の日高御坊エリアが舞台という宣伝文句に魅かれて見にいく。美浜町の煙樹海岸の浜辺が懐かしい。主演の村上虹郎は前作「ある船頭の話」も含め好感を持って接している俳優だ。少女に性的虐待をしてきた父親が刑務所出所後少女のもとを訪れいざこざが起きる。少女とそれに同情する男がその場を離れ、2人で逃げ回るという話である。
正当防衛なんだから逃げることもないのにと個人的に思ってしまうが、何故か逃げてしまう。不自然な部分が多く、映画自体は粗削りだが、よく知っている和歌山エリアが映し出されることで飽きずには見れた。
翔太(村上虹郎)は俳優を目指して上京するも結果が出ず、今では東京でオレオレ詐欺に加担して日銭を稼いでいる。ある夏の日、故郷・和歌山の海辺にある高齢者施設で演劇を教えることになった。翔太は、施設でヘルパーとして働くタカラ(芋生悠)と知り合う。
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数日後、祭りに誘うためにタカラの家を訪れた翔太は、窓ガラスの割れる音に驚く。刑務所帰りの父親から激しい暴行を受けるタカラを目撃する。止めに入る翔太。 それをタカラのにあるハサミが血に染まっている。タカラを見つめる翔太は、やがてその手を取って駆け出していく。こうして、二人の「かけおち」とも呼べる逃避行の旅が始まった。
1.和歌山御坊エリア
平成3年から3年間和歌山で仕事をしていた。市内中心であるが、たまに南紀方面に向かうこともある。今は自民党幹事長でえばっている二階俊博の選挙区があるところだ。自分がいることろは小沢一郎の子分といわれていた。今回何度もショットで映る海岸は、煙樹海岸という美浜町の浜辺だ。
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本当に懐かしい。遠浅ではないので泳ぐ人はいない。美浜町といっても御坊と背中合わせで 、この海岸からは御坊の火力発電所が見える。映像にも何回か出てきた。この海岸のそばで釣りをしたことがある。地元の人と一緒で、熱帯魚みたいな色鮮やかな魚が釣れた覚えがある。その場で焼いて食べた。若干堅かった。
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御坊駅に接続する紀州鉄道には乗車したことがない。2人が懸命に逃げた後にこの小さな車両に乗り込む。自分がいた当時は、高速道路もここまで通っていなかった。海辺の道路を湯浅、広川、日高と走るのが好きだった。海はきれいで、空気もきれい。ここにいるときは、もう二度と東京に戻ることはないのであろうかと思ったこともあった。御坊というのは、やくざが姿をひそめるのには絶好の場所だというのを当時聞いたことがある。ある意味地の果てだ。
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そこから和歌山市に向かう。徳川御三家の一つで名将軍吉宗も生んでいる。和歌山城もある。でも寂れる一方の街だ。ぶらくり丁というのがメインの商店街だが、シャッター商店街のようなもの。商店街の裏手に割りと堕落した飲み屋街とソープ街があった。そこも映し出すと懐かしさが増す。女の子はそこにあるスナックでバイトする。
2.芋生悠の瑞々しさ
刑務所を出所するという通知が届く。性的虐待を受けたいやな思い出が心に沁みついている。玄関ドアをトントンたたく音にも返事をしない。父親かと思うからだ。実父かどうかはわからない。東京から来た翔太に祭りに誘われたので、そのときだけ玄関に向かうと父親だった。刑務所に行っても全く直らない。いいようにやられそうになったときに翔太が来る。
初めて出会う女の子だ。割といろんな作品に出ているようだがご縁はなかった。芋生悠は熊本出身だという。
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和歌山の田舎で育った子という設定でもおかしくない純粋さを持つ。今風若者を若干外れる。育った環境は最悪、働く施設の中でもなじんでいるとは言えない。そういう彼女がまぶしい。清楚なんだけど、翔太とともに逃げる時に見せる走りは、いわゆる「おんな走り」の軟弱な走りでなくしっかり走る。最後にかけて、村上虹郎と結ばれそうになる場面が出てくる。そこで見せるバストトップはボリュームのあるものではないが、何故か親しみのあるものだ。
3.村上虹郎
東京で演劇の稽古になじんでいないシーンがでてくる。そのあとで、オレオレ詐欺をやって老婆をだまして分け前をもらう場面もある。都会の荒波の中になじんいるのかどうかよくわからない。そんな虹郎が故郷に戻る。老人施設で老人たちと演劇をやるためだ。でも、ふとしたことから少女を助ける。そして逃げる。
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絶対逃げたる!と意気込んでいるが、しばらくするとお前のせいでこんなになったと彼女を責める。いやな奴だ。本質的にはまともでないところを何度も示す。助けてくれた梅干し農家でもせっかく泊めてもらったのに、お金を盗もうとしたり、パチンコ屋で大暴れしたりいろいろだ。競輪もすっからかん。翔太が行く和歌山競輪場に歩いて行けるくらいのところに自分の事務所があった。 懐かしい。
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「ソワレ」は和歌山の日高御坊エリアが舞台という宣伝文句に魅かれて見にいく。美浜町の煙樹海岸の浜辺が懐かしい。主演の村上虹郎は前作「ある船頭の話」も含め好感を持って接している俳優だ。少女に性的虐待をしてきた父親が刑務所出所後少女のもとを訪れいざこざが起きる。少女とそれに同情する男がその場を離れ、2人で逃げ回るという話である。
正当防衛なんだから逃げることもないのにと個人的に思ってしまうが、何故か逃げてしまう。不自然な部分が多く、映画自体は粗削りだが、よく知っている和歌山エリアが映し出されることで飽きずには見れた。
翔太(村上虹郎)は俳優を目指して上京するも結果が出ず、今では東京でオレオレ詐欺に加担して日銭を稼いでいる。ある夏の日、故郷・和歌山の海辺にある高齢者施設で演劇を教えることになった。翔太は、施設でヘルパーとして働くタカラ(芋生悠)と知り合う。
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数日後、祭りに誘うためにタカラの家を訪れた翔太は、窓ガラスの割れる音に驚く。刑務所帰りの父親から激しい暴行を受けるタカラを目撃する。止めに入る翔太。 それをタカラのにあるハサミが血に染まっている。タカラを見つめる翔太は、やがてその手を取って駆け出していく。こうして、二人の「かけおち」とも呼べる逃避行の旅が始まった。
1.和歌山御坊エリア
平成3年から3年間和歌山で仕事をしていた。市内中心であるが、たまに南紀方面に向かうこともある。今は自民党幹事長でえばっている二階俊博の選挙区があるところだ。自分がいることろは小沢一郎の子分といわれていた。今回何度もショットで映る海岸は、煙樹海岸という美浜町の浜辺だ。
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本当に懐かしい。遠浅ではないので泳ぐ人はいない。美浜町といっても御坊と背中合わせで 、この海岸からは御坊の火力発電所が見える。映像にも何回か出てきた。この海岸のそばで釣りをしたことがある。地元の人と一緒で、熱帯魚みたいな色鮮やかな魚が釣れた覚えがある。その場で焼いて食べた。若干堅かった。
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そこから和歌山市に向かう。徳川御三家の一つで名将軍吉宗も生んでいる。和歌山城もある。でも寂れる一方の街だ。ぶらくり丁というのがメインの商店街だが、シャッター商店街のようなもの。商店街の裏手に割りと堕落した飲み屋街とソープ街があった。そこも映し出すと懐かしさが増す。女の子はそこにあるスナックでバイトする。
2.芋生悠の瑞々しさ
刑務所を出所するという通知が届く。性的虐待を受けたいやな思い出が心に沁みついている。玄関ドアをトントンたたく音にも返事をしない。父親かと思うからだ。実父かどうかはわからない。東京から来た翔太に祭りに誘われたので、そのときだけ玄関に向かうと父親だった。刑務所に行っても全く直らない。いいようにやられそうになったときに翔太が来る。
初めて出会う女の子だ。割といろんな作品に出ているようだがご縁はなかった。芋生悠は熊本出身だという。
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和歌山の田舎で育った子という設定でもおかしくない純粋さを持つ。今風若者を若干外れる。育った環境は最悪、働く施設の中でもなじんでいるとは言えない。そういう彼女がまぶしい。清楚なんだけど、翔太とともに逃げる時に見せる走りは、いわゆる「おんな走り」の軟弱な走りでなくしっかり走る。最後にかけて、村上虹郎と結ばれそうになる場面が出てくる。そこで見せるバストトップはボリュームのあるものではないが、何故か親しみのあるものだ。
3.村上虹郎
東京で演劇の稽古になじんでいないシーンがでてくる。そのあとで、オレオレ詐欺をやって老婆をだまして分け前をもらう場面もある。都会の荒波の中になじんいるのかどうかよくわからない。そんな虹郎が故郷に戻る。老人施設で老人たちと演劇をやるためだ。でも、ふとしたことから少女を助ける。そして逃げる。
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絶対逃げたる!と意気込んでいるが、しばらくするとお前のせいでこんなになったと彼女を責める。いやな奴だ。本質的にはまともでないところを何度も示す。助けてくれた梅干し農家でもせっかく泊めてもらったのに、お金を盗もうとしたり、パチンコ屋で大暴れしたりいろいろだ。競輪もすっからかん。翔太が行く和歌山競輪場に歩いて行けるくらいのところに自分の事務所があった。 懐かしい。