人間は権力を持つと性格が変わったように非人間的なことを平気で言ったり、行ったりするものです。それが厭なら組織に所属せず、下の写真のようにラオスやブータンの服や布を売って、アジアの国々で独り、のんびり暮らせば良いのです。ひかるのさんの布や服の展示即売会については4月20日掲載記事にあります。
今日は、先輩後輩関係を重視する日本文化が独特の権力・汚職構造を作ることを解明したいと思います。日本で権力を持っているのは、政治家、官僚、大会社の管理職についている人々です。
親分肌の人は後輩の面倒をみます。金銭的な面倒も見ます。
そういう人をなんとなく尊敬します。これが日本文化の特徴で、欧米には無い考え方です。だからと言って、日本文化が劣っていると主張しているのではありません。文化には優劣が絶対にないのです。
政治家への寄付を個人献金だけにしても、この日本文化が変わらなければ欧米流の民主主義は根付きません。
アメリカでは個人献金で集めたお金は自分だけの政治活動へのみ使います。子分へ回しません。それをすれば個人献金した人へ対する裏切り行為になるのです。
小沢一郎氏はある党の党首です。子分の金銭的面倒もみます。大金が必要です。しかし、政治資金規正法を改正して個人献金だけにしても、小沢氏は相変わらずお金を子分へ回すでしょう。派閥政治は無くなりません。
アメリカ流の個人主義が徹底しないかぎり、日本的な汚職構造が消えないと思います。日本文化の中から汚職構造を無くしたいと皆が思っています。しかし文化というものは悪も善も表裏一体なのです。
検察陣が突然、野党の党首を攻撃するのも検察陣の予算と権力拡大の目的があるかも知れません。しかし、それも日本文化の一部なのです。
マスコミでは小沢氏のみを攻撃する傾向があります。しかし日本文化に根ざした現象であるという意見は出ません。皆様はいかにお考えでしょうか?
今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。 藤山杜人