後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

可憐な小さいイカリソウの花々

2009年04月28日 | 写真

鬼家さんの山荘の回りにはいろいろな色のイカリソウの花が咲いています。先日頂いてきて庭の花壇にも植えました。

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上の2枚の写真は鬼家さんのブログ(http://sizen068.blog95.fc2.com/)から転載しました。下左は東京の自宅の庭に移植したイカリソウの花です。この写真の中にはサクラソウの花も目立ちます。下右の写真はやはり鬼家さんから昨年5月に頂いてきたシイタケの原木です。いつもは黒い遮光ネットをかけて居ます。

先日大きなシイタケが2コ出ましたので、梅雨時には間違いなく出てきます。北杜市の甲斐駒の麓の山林の中から引っ越してきた植物たちです。つまらないお話で失礼しました。(終わり)


総合文芸誌「岩漿」第2期、第17号のご紹介

2009年04月28日 | 本と雑誌

伊東市にある文学会「岩漿」の木内光夫代表より第二期第17号が送られてきた。

平成9年7月16日の第一期創刊号から12年、通巻第17号である。120ページの小雑誌ながら詩、小説、エッセイなどを網羅する本格的な総合文芸誌である。

執筆者は所謂売れっ子の作家や詩人ではないが、作品は明快で分かりやすい。小説はストーリーが面白い。詩や俳句もレベルが高くそれぞれ独特な香がある。

岩越孝治氏の巻頭小説「流れ花」は叙情的な力作である。

連載小説、馬場駿氏(木内光夫の筆名)の「弧住記」(第十回)第二部は著者本人が大学受験資格を取った頃の体験的な小説である。以前の女友達へ連絡しようと彼女の実家へ電話した場面から始まる。長編連載小説ながら一回一回が読み切りのような構成になっていて緊迫した場面が続き飽きさせない作品である。

その他、随筆や詩も多く楽しい。

この同人誌は伊東市を中心にしたローカルな文化の香りがする。地方の文学会の特徴が分かり、面白い。とくに森山俊英の 豆州歴史通信、「二・二六事件と伊豆」はローカルな昭和史として興味深い。

この文学会は結成後、12年、伊豆半島東海岸の地方文化を豊かにして来た。インターネットの普及が日本語を劣化させ、美しい文章にめったに会えなくなった。日本古来の文化を軽薄にしている。この「岩漿」を読んでいると、美しい日本語が健在であることが分かり、嬉しくなる。詩も美しい。ブログを毎日書いて、ネット文化に埋没している自分のあり方に反省を促す本でもある。皆様へもご一読をお勧め致します。

入手方法や内容の詳細は、http://www.gan-sho.book-store.jp/index.html にあります。(終わり)


ブログを書いている人への偏見と差別感

2009年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

中高年の友人へ、「ブログを書いています、SNSへも参加しています」と言う。すると、途端に顔を曇らせて、「危なくないですか? 犯罪に巻き込まれませんか?」と、心配してくれる。確かにインターネットには、すぐに倒産するベンチャー的なネット事業も多いし、出会い系ネットや、不健全な商品の宣伝をしているブログもある。

インターネットを利用したことの無い中高年の人々には、「危険、不健全、不道徳」という言葉を連想するらしい。親しい友人は真顔で忠告してくれる。「そんな空虚な遊びは止めて、もっとボランティア活動をしたほうが楽しいですよ」、とも言ってくれる。彼はインターネットを使わないので、その良さが理解出来ない。「それに老人のくせに若者に迎合して、新しい流行に乗ろうとするのが軽薄だ」とも言う。

経験の無い友人へ少し説明しようとする。「全てが不健全という訳ではない。心の深い交流が出来、実際に会った人も数人いますよ。自分の視野も広がるし、色々な人の気持ちも理解できるようになります」、すると友人が言う。「その誰とでも心の交流が出来るというのが幻想なのです。そんなお手軽な考え方が文化を軽薄にするのです。君がそんな人々の一員とは嘆かわしい」と、いう具合に絶対に納得してくれない。

私は、「インターネットこそ、自由で平等な社会を創る」と信じている。しかしこれも偏見かも知れない。インターネットをしている人を軽蔑する人も偏見の持ち主かも知れない。偏見と偏見がぶつかれば差別感が生まれる。その後は建設的な結果にならない。

その上、家族の間の会話の時間も少なくなる。インターネットの普及は孤立した個人の増大へつながる可能性がある。実体験的な人間関係が希薄になりがちだ。

従って、ブログやSNSを書いている人へ偏見を持つ人が中高年に多いのも自然なこととも思う。若者はどのように考えているのだろうか?

皆様は、如何なお考えでしょうか?  (終わり)

今日も皆様のご健康と心の平安をお祈り致します。   藤山杜人