後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

退屈なので宇宙の写真を見ながら宗教のことを考えています

2014年11月29日 | 日記・エッセイ・コラム
宇宙が誕生してから現在までどれだけの時が経ったのでしょうか。
2003年、NASAの宇宙探査機WMAPによる計算したものによると、約137億歳と言われています。この値は、他の放射年代測定を根拠に計算された110–200億歳や130–150億歳とする大雑把な推定値とも矛盾していないそうです。
2013年3月21日、欧州宇宙機関(ESA)は宇宙の誕生時期がこれまでの通説より1億年古い、約138億年前であると発表したそうです。今後も観測精度の向上による年齢の詳細判明が期待されると考えられています。
そして一方、我々の住む地球は46億年前に出来たのです。
宇宙の半径は460億光年で、天の川銀河系の半径は5万光年で、隣のアンドロメダ銀河までは250万光年も離れています。
そして宇宙には地球から観測可能な範囲(光が届く範囲)に、少なくとも1700億個の銀河が存在すると考えられています。
それでは宇宙の写真を見てみましょう。

(写真の出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99 )
上の写真は130億年前(ビッグバンから4億–8億年後)と推定されている宇宙の画像と説明されています。
現在までに撮影された中で最も深い宇宙の画像です。
誕生後4–5億年の銀河が、1万個以上も映し出されており、通常の渦巻銀河や楕円銀河に混じるようにして奇妙な形の銀河も多数映し出されており、宇宙初期の混沌の中で銀河同士が影響しあっていた状態が映っている、と考えられているのです。
このWikipedea「宇宙」に出ている宇宙の写真を説明文の高解像度画像を選択し、最後に + 印の虫眼鏡ポインタンをクリックすると画像が特大写真になり、ひとつひとつの銀河をはっきりと見ることができるのです。その二つの例を下の写真で示します。



退屈した時はこの宇宙写真の特大図のあちこちを眺めています。いろいろな銀河系が千差万別の色合いで渦をまいたり、平面上を回っているように見えたりして興味がつきません。

それはさて置き、この1387億年の歴史を持つ広大な宇宙に対する無宗教者、仏教徒、キリスト教徒の考えを書いてみます。
(1)無宗教者
現在の人類につながる新人が生まれたのは約20万円前です。
神は人間が考えた空想のものですから宇宙の全ては単なる物理現象と化学現象です。
宇宙のすべてのの星や惑星は人間の科学の進歩で理解が詳細になるだけです。
人間の死は宇宙の中の小さな、極く小さな生物現象に過ぎないのです。
(2)仏教信者
お釈迦様はこの世の全てのものは必ず変化する。そして変化こそが物質の本質なのですと教えてくれました。
宇宙の中で星が生まれ、惑星が生まれ、お互いに衝突し、やがて消滅して行くのもお釈迦様の教え通りなのです。
ですからお釈迦様の教えは真理なのです。私はお釈迦様が全ての知恵の本質と信じています。その知恵を少しでも自分のものになるようにと毎日、お経を唱えています。
人間の死も宇宙の中の極く小さな変化の一つだけです。悲しむほどのことではありません。
(3)キリスト教信者
ただ独りの神様が136億年以上前から存在していて全宇宙を作ったのです。
半径460億光年というとてつもなく大きな宇宙の隅から隅まで作ったのです。
20万年前に人間を作りました。そして2000年前にイエス様をこの世に送ってくれたのです。
神は人間をも愛しています。その愛はイエス様を通うして、より一層強く人間へ働き掛けているのです。
人間の死はこの世から神様の足元に呼び集めてくれた結果起きるのです。
そして最後の審判の時、全ての人間は復活して生き返るのです。
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さて皆様は上に書いた3つのうち、どれがお好きでしょうか?どれを信じているのでしょうか?
その答えは他人へ言う必要など一切ありません。時々、自問自答してみれば良いだけの話です。
ところが答えは明確でないのが普通です。上の3つとも好きな人も多いのです。その上、神道や道教のような民族宗教も好きな人も多いのです。
そんな事も含めて宗教のことを狂信的ならない人が人生の達人なのかもしれません。
達人は狂信しません。達人は宗教を軽蔑しません。達人は人を非難しません。
達人は全ての他人を許します。そして悠々と日々を過ごしているのです。
私もそういう達人になりたいものです。
以上は雨に振りこめられて家で退屈している小生の雑談ですので真偽の保証は御座いません。お許し下さい。