後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

あなたの隣人を愛せますか?・・・朝鮮文化を少し知ろう(1)韓国の世界遺産

2014年11月04日 | 日記・エッセイ・コラム
キリスト教ではあなたの隣人を愛しなさいといいます。私はカトリックの洗礼を受けていますが、それはなかなか出来ません。しかし自分の隣人を人間として関心を持つようにしています。 たとえ憎んでいても関心を持つようにしています。
例えば日本人へ韓国人を愛しなさいと言えば、無理ですという答える人が多いと思います。しかし少し関心を持って下さいと言えば分かりましたと答える人もいるでしょう。
さて朝鮮文化を知る第一歩は韓国の世界遺産を見ることから始めてみましょう。観光案内のように気軽にお読みください。
そしてその次に韓国の古典文学を概観してみましょう。萬葉集や源氏物語に相当するような文学作品があったか調べて見ましょう。その次に韓国人なら誰でも知っている「春香伝」、「沈清伝」、「薔花紅蓮伝」など文学作品のあらすじを読んでみましょう。
そして何故日本人は朝鮮の古典文学を読まないか考えてみましょう。同じように何故多くの韓国人は日本の萬葉集や源氏物語を知らないか考えて見ましょう。そうすると文化の流れに関する大きな原則のようなものが見えて来る筈です。
そうすれば韓国人を愛せなくても、ああ、同じ人間なのだという感じがします。それで良いのです。
そんな思いで「あなたの隣人を愛せますか?・・・朝鮮文化を少し知ろう」という題で連載記事を書いてみたいと思います。
さて第一回の今日は韓国の世界遺産です。以下にその一覧を示します。
世界文化遺産:
石窟庵と仏国寺 - (1995年)
海印寺大蔵経板殿- (1995年)
宗廟 - (1995年)
昌徳宮 - (1997年)
華城 - (1997年)
慶州歴史地域 - (2000年)
高敞、和順、江華の支石墓群 - (2000年)
朝鮮王陵 - (2009年) 
大韓民国の歴史的村落:河回と良洞 - (2010年)
南漢山城 - (2014年)
世界自然遺産:
済州の火山島と溶岩洞窟- (2007年)
以上の世界遺産の中で朝鮮王陵を見てみると李朝朝鮮の歴史が一挙に分かります。
朝鮮王陵(ちょうせんおうりょう)は、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国にある朝鮮王朝時代の歴代王族の王陵です。朝鮮王陵は、1408年から1966年のおよそ5世紀にわたって造られたのです。2009年6月27日に韓国が申請した朝鮮王陵40基がユネスコにより世界遺産として登録されています。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E7%8E%8B%E9%99%B5 より)
そして同じく世界文化遺産の昌徳宮の概略を説明すると以下のようになります。
朝鮮王朝の開祖李成桂は1392年に開城で王に即位、その2年後の1394年に漢陽(漢城、現在のソウル)への遷都を決定します。無学大師の風水に基づき漢江の北、北岳山の南にあたる「陽」の地が選ばれ、李成桂が開城で政務を執っている間から王宮の建設が始まったのです。鄭道伝によって「景福宮」と命名され、1395年から李氏朝鮮の正宮として使用された。1397年には漢陽の城郭と四大城門が完成しました。その後約200年間、正宮として使用され、1553年に大火によって焼失しました。1592年の文禄の役において、国王の宣祖が漢城から逃亡して治安が乱れると、先陣争いをする小西行長らの一番隊や加藤清正らの二番隊の入城を前に朝鮮の民衆によって略奪と放火の対象となり再び焼失したのです。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AF%E7%A6%8F%E5%AE%AE より)
それでは李氏朝鮮第4代国王・世宗の墓の写真と昌徳宮の写真を示して終わりと致します。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)