後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

秋の花々の写真の一覧を作ってみました

2016年09月28日 | 日記・エッセイ・コラム
彼岸も過ぎ気温も丁度良くなり、日一日と秋が深まってきました。近所の庭のモクセイの花の香が漂ってきます。
台風が来て、秋雨前線が行ったり来たりして、毎日曇りや雨の日が続いています。
しかし10月になると秋晴れの日が続き、爽快な風が吹いてきます。やがて紅葉の季節がやってきます。
そして紅葉の葉が一枚一枚と散り、雑木林もすっかり明るくなり初冬がやってきます。
高齢になると季節がめぐるのが早く感ずるのでしょうか。

こんな秋の季節の流れ行く日々に咲く花々の写真の一覧を作ってみました。
花の写真を見ていると、このような花々に囲まれた土地に生まれた幸運に感謝したくなります。 四季折々に花々の咲く日本に生まれた幸せをしみじみと感じる季節です。

秋の花と言えば七草の萩、すすき、葛花、撫子、おみなえし、藤袴、桔梗などなどが昔からあります。不思議なことに必ず秋彼岸に咲くマンジュシャゲや野菊、ホトトギス、リンドウなど日本古来の秋の花々です。
それに最近は海外から来た秋の花もあります。セイタカアワダチソウやコスモス、カンナや皇帝ダリアなどなどです。
そこで自分で撮った秋に咲く花々の写真の一覧を作ってみました。


1番目の写真は秋の彼岸に咲くヒガンバナです。墓参りに行った日野市のお寺で撮りました。

2番目の写真はコスモスです。山梨県北杜市の尾白の湯のそばで撮りました。

3番目の写真もコスモスです。山梨県北杜市の横手で撮りました。

4番目の写真はシオンです。北杜市の尾白の湯のそばで撮りました。

5番目の写真はオミナエシです。三鷹市花と緑の広場で撮りました。

6番目の写真はススキです。北杜市の尾白の湯のそばで撮りました。

7番目の写真はカンナです。都立小金井公園で撮りました。

8番目の写真は萩です。都立薬草植物園で撮りました。

9番目の写真は薬用の菊です。都立薬草植物園で撮りました。

10の写真は食用にする菊です。都立薬草植物園で撮りました。

11番目の写真は丹精込めて大輪に咲かせた菊です。諏訪大社上社で撮りました。

12番目の写真は秋に咲くフヨウです。鎌倉の円覚寺で撮りました。

13番目の写真はセイタカアワダチソウです。北杜市のラフォーレ小淵沢で撮りました。

14の写真はホトトギスです。都立薬用植物園で撮りました。

最後の15番目の写真は小金井公園で撮った皇帝ダリアです。

ところで私が花の写真を撮る時に工夫していることを書いてみたいと思います。
(1)花のクローズアップの写真がお好きな方々が多いのでまず花のクロ-ズアップ写真を撮ります。茎や葉を入れた写真も撮ります。
(2)詩情を感じさせるような背景も一緒に写真に入れて撮ることもあります。
例えば早春に咲く梅の花には淋しげな詩情があります。背景に枯れた雑木林などを入れると、楚々とした梅の花の姿が詩的になると思っています。 それがお寺の境内でしたなら、五輪の塔などを背景に入れます。
(3)花の咲いてるまわりの環境が分かるように遠景写真も撮ります。それを花のクローズアップ写真と組み合わせて掲載します。
私は花がどのような場所に咲いているかが分かるような写真も撮ります。
(4)花々の写真にその場所の歴史の説明を加え、記事の内容を奥深くします。花の背景に歴史を感じさせる建物などを入れて撮ります。
例えば江戸時代に名も分からない流れ大工が作った鎌倉時代風の山門があったらその山門を花の背景に入れて撮ります。

以上のようにいろいろ考えて写真を撮りますが。写真の出来はそれほど良くありません。素人の悲しみを感じます。
しかし花々の写真を眺めていると何故か幸福感につつまれるのです。
そしていろいろな写真を撮った時の思い出がよみがえって来て楽しいのです。大体いつも家人が傍にいて話し合いながら撮ります。彼女は花々がどのような場所に咲いているか分かるような写真が好きです。

さてあなたは写真を撮る時にどのような工夫をなさっているでしょうか?
ご意見を頂けたら大変参考になると思います。勉強になります。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)

秋が深まると北国からの渡り鳥が待遠しい

2016年09月28日 | 日記・エッセイ・コラム
自然は美しい。自然は不思議さに満ちている。そして何故か詩情を感じさせる。
日一日と秋が深まってきました。来週はもう10月です。
こんな季節になると北国からの渡り鳥が待遠しくなります。

まもなくシベリアからもカモ類やハクチョウ達が飛んできます。
渡り鳥の姿を見ていると2千キロメートル位も渡って来たその長旅のつらさが偲ばれます。そしてシベリアの大地に広がる湿地帯や白樺の樹林の風景が目の前に浮かんできます。
特にコハクチョウは数も多く、全国の川や湖に飛来して人々の目を楽しませてくれます。

白鳥の渡来地として、昔から全国的に有名なのは新潟県、阿賀野市の瓢湖(ひょうこ)です。故吉川重三郎氏が昭和29年(1954年)2月4日に日本で初めて野生の白鳥の餌付けに成功したことで、注目を浴びて有名になりました。
その後、国の天然記念物に指定され、平成20年にはラムサール条約登録湿地となりました。毎年11月下旬頃のピーク時には5,000羽を超える白鳥が飛来するそうです。下の1番目の写真はその瓢湖(ひょうこ)の白鳥の写真です。

(写真の出典は、http://www.niigata-kankou.or.jp/sys/data?page-id=10803 です)

瓢湖の白鳥が有名になった昭和29年 当時、私は高校生でしたが、戦後の暗い社会でこのニュースは復興の希望の灯のように感じました。多くの人々もそのように感じたらしくて新聞は瓢湖の記事を大々的に報道しました。
家内の祖母はこの記事を読んで、毎日茶殻を乾して貯めては郵便で送っていたそうです。
多くの高齢者にとって瓢湖の白鳥は忘れ得ない明るい希望の風物詩だったのです。
現在、瓢湖の白鳥は吉川重三郎さんの息子の吉川繁男さんが餌を与えて大切に保護しています。重三郎さんは2006年に85歳で他界しました。

瓢湖の白鳥が有名になってから数十年が過ぎ去りました。 現在の日本では白鳥は数多く各地に渡って来るようになりました。日本が豊かな邦になったのが実感できます。あちこちの多くの白鳥を見ると幸せな気分になります。
そんな訳で私は現在でも時々車を駆って見に行きます。富士五湖の山中湖には白鳥が棲みついています。そして霞が浦にも晩秋に数多くの白鳥が飛来します。
下の2番目、3番目の写真は霞ヶ浦で私が撮った冬鳥の写真です。

白鳥、鴨類、ゆりかもめ、鳩などが混じって日向を楽しんでいます。ほかにオシドリ、カイツブリ、川鵜、小白鷺がよく遊んでいました。

下の4番目の写真は美しいユリカモメです。

そして下の5番目の写真ははコハクチョウが大空を飛んで渡っている姿です。

(写真の出典は、http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/ad/day.cgi?p=2012:10:09:4948 です)

最後に個人的は話で恐縮ですが、昔ドイツに住んでいたころは川や湖で白鳥を沢山見ました。2人の子供連れで住んでいたので子供たちが喜ぶのです。白鳥のほうから近づいて来て子供達と遊ぶのです。白鳥を見ると、まだ若かった家内がパンをちぎって投げていたドイツの生活を思い出すのです。

冬の白鳥は風物詩です。日本の戦後の復興の灯でした。私の家族の楽しい思い出です。この冬も白鳥を見に行こうと考えています。下に日本の渡り鳥の参考資料をつけます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)

===参考資料:日本の渡り鳥===================
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E3%82%8A%E9%B3%A5 からの抜粋:
地域をどの範囲まで広げる(狭める)かによって、同一の鳥でも異なる分け方になる場合があるが、日本を基準とした場合、以下のような分け方となる。
夏鳥:主として繁殖のために日本より南の国から渡ってきて、夏を日本で過ごし、繁殖期が終わると再び越冬のために南の国に渡って行く鳥。ツバメ、アマサギ、オオルリ、キビタキ、クロツグミ、ハチクマ、サシバなど。
冬鳥:主として越冬のために日本より北の国から渡ってきて、冬を日本で過ごし、冬が終わると再び繁殖のために北の国に渡って行く鳥。ツグミ、ジョウビタキ、ユリカモメ、マガモ、オオハクチョウ、マナヅル、オオワシなど。
旅鳥:日本より北の国で繁殖し、日本より南の国で越冬するため、渡りの移動の途中に日本を通過して行く鳥。主として移動時期である春と秋に見られる。シギ、チドリの仲間に多い。