つまらい話ですが、日頃、感心していることがあります。感動すらしています。
マックの店とコンビニです。感動しているので足繁く通っています。
日本の小売店が軒並みシャッターを下ろしている時代に大変繁盛している小売店なのです。
特に猛暑の最近はマックの店によく行きます。冷房を効かせた車に乗ったまま、車専用の窓口からハンバーガーが買えるのです。猛暑の駐車場におりて店内まで歩く必要がないのです。
マックは安過ぎるから品質が悪いだろうと敬遠する高齢者も多いようですが、それは間違いです。
品質に問題はありません。
その上、窓口のお姉さんたちの応答が実にキビキビしていて気分が良くなるのです。応答の言葉は完全にマニュアル化していて、何処の店に行っても同じ言葉で答えるのです。
私はこのマニュアル文化が好きなのです。マニュアルを作ってしまえば、素人の店員でも実に上質なサービスが出来るのです。これこそアメリカ文化の一つの神髄なのです。
そして車に座ったまま用がたせるように工夫するのもアメリカ文化なのです。
アメリカでは車専用のATMにピタリと運転席をつけると、金の出し入れや記帳が出来るのです。
以前は車に乗ったまま映画が見られる広大なドライブイン・シアターも多くありました。
料理をお盆に乗せて車まで持って来てくれるドライブイン・レストランもあります。
そして何よりも便利なのは郵便ポストです。ポストは歩道の車道がわの端に固定してあって乗ったまま助手席から郵便を投入できる構造になっているのです。日本のポストは車道から反対側の歩道の端にあるので車に乗ったまま郵便物が投入出来ません。
近所のマックの店の窓口にピタリと運転席をつける度に、私はアメリカにいた頃のことを懐かしく思い出すのです。アメリカの観光客がマックの店に行く気持が分かります。
同じ様なことをコンビニ店でも感じるので楽しいのです。銀行のATMもあるし税金も納めることが出来るのです。
その上、生活に必要ものは何でも揃っているのです。値段の割に美味しいオニギリ、幕内弁当、冷やし中華麺などなんでもあります。
いろいろな雑誌から、墓参りの線香や香典袋もあります。
アメリカ生まれのコンビニですが日本の日常生活に必要な物が何でもあるのです。
日本化も良いのですがオデンだけは止めて欲しいです。私はおでんが好きですがコンビニの店内におでんの匂いが立ち込めているのが嫌なのです。
マックと言い、コンビニと言い、またアメリカ生まれのファミレスやスーパーがすっかり日本に根づいている状態をみると大げさに言えば日本がアメリカ文化に占領されている状態のように見えます。
しかしアメリカの精神文化は一向に入って来ないのです。面白い現象ですね。でもアメリカの精神文化のことを書き出すと長くなるので、今日はこの辺で止めておきます。添付の写真はマックの店の写真で特別な意味はありません。
それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山壮人)