日本の技術援助で韓国南東地域の浦項に近代製鉄所が出来た。技術研究所の所長は、以前東京大学にいた金鉄祐氏でした。その頃、私も東大で働いていたので金鉄祐氏と仲良くなりました。その彼に招待されて韓国へ講義に行ったのです。1985年に妻と一緒に行きました。
そうしたら韓国人は祭りやイベントが好きなのです。祭りやイベントを開催して楽しく暮らしているのです。日本人の祭り好きとよく似ています。そんな韓国の祭りの様子は、「韓国のお祭り2014」に数多く紹介してあります。その中から私の気に入った祭りを5つ選んでご紹介いたします。http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/TE/TE_JA_7_5.jsp?cid=977374 を開けてみて、あなたのお好きな祭りを選んでみるのも楽しいと思います。
(1)ソバの花が主役の祭り:平昌孝石文化祭り
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1番目の写真は平昌孝石文化祭りです。
韓国現代文学の大家、李孝石(イ・ヒョソク)の故郷である平昌(ピョンチャン)郡の蓬坪にある孝石文化村は彼の代表作である「蕎麦の花の咲く頃」の舞台でもあります。この祭りでは、作品に登場する地域を巡るコースや様々な民俗体験イベント、文学・料理イベントを楽しむことができます。また、祭りは白い蕎麦の花が蓬坪一帯を覆う最も美しい時期に開催されるため、見どころいっぱいの祭りといえます。 会場:江原道 平昌郡 蓬坪面の一帯(文化村一帯)
(2)菊の花が主役の祭り:カゴパ菊花祭り
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2番目の写真はカゴパ菊花祭りです。
馬山(マサン)は韓国で初めて菊の栽培を始め、初めて日本に輸出もしました。2000年から開催されたカゴパ菊花祭りのイベント会場では、雄壮なフラワーゲートや5千輪の菊で作った菊の丘、菊のキャラクターのある花の塔など美しい菊が満喫できます。 会場:慶尚南道 昌原市 馬山第1埠頭の一帯
(3)漢城百済時代の文化が感じられる祭り:漢城百済文化祭
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ソウル特別市松坡(ソンパ)区一帯は2000年前、約500年間漢城百済(ハンソンペクチェ)として都があった場所です。ソウルの歴史が始まったといえるこの地には、風納土城や夢村土城など由緒正しい遺跡があります。燦爛たる花の漢城百済時代の歴史や文化を感じられるお祭りです。 会場:ソウル特別市 松坡区 オリンピック公園一帯、慰礼城大路、風納キョンダン歴史公園など
(4)韓国の民謡、アリランの哀愁を懐かしむ祭り:旌善アリラン祭り
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4番目の写真は旌善アリラン祭りです。
旌善(チョンソン)アリラン祭は、保存と継承の発展のため、自然と人とアリランがひとつになる祭りです。旌善アリランの哀歓をこめたアラリいかだの再現、旌善アリランや拍子を覚えるアリラン体験やカムジャジョン(ジャガイモのチヂミ)やメミルジョン(蕎麦のチヂミ)などの料理体験などがあります。また故郷の香りをいっぱいに感じられる、躍動力あふれる旌善市場(伝統市場)は、祭り期間中は毎日開催され、農産物や食べ物を安価で購入できます。 会場:江原道 旌善郡 公設運動場、朝陽江の一帯
(5)薬草と韓方薬の祭り:智異山(山清)韓方薬草祭り
5番目の写真は智異山(山清)韓方薬草祭りです。智異山(山清)韓方薬草祭りは、健康に関心がある現代人にぴったりのお祭りです。この祭りでは自宅でハーブのように育てて食べられる薬草の鉢植えや薬草を材料にした韓方料理などを展示して、観光客にわかりやすく薬草を伝えています。 会場:慶尚南道 山清郡 山清インター入口の祭り広場および東医宝鑑村の一帯。
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今日は韓国のいろいろなお祭りをご紹介致しました。韓国の祭りは色彩豊かで派手ですね。日本より中国に近い文化と思います。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)