昨日ひさしぶりに広い海を見ました。春の陽に輝いていました。
海岸近くに住んでいる方々にとっては珍しくない風景でしょう。
しかし内陸に住んでいる人々にとっては海は憧れです。「海は広いな、大きいな、、」という童謡を思い出して、瞼に碧く輝く海の風景を浮かべています。
昨日撮った春の陽に輝く鎌倉の海の風景写真をお送りいたします。
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広い海の風景を眺めながら考えました。老人になると体が固くなります。同様に精神も柔軟性を失って固くなります。
体が固くなる老化現象は容易に自覚出来ます。山に登れなくなる。キャビン付きのヨットのメイン・セイルが上げられなくなる。身体機能が弱くなるのは明々白々です。
しかし精神の老化には気がつきません。
よく「体は老化したが。精神は老化していない!」という事を聞きます。多くの高齢者がよく言う台詞です。
若者は礼儀正しいので「そうですね」などと賛成してくれます。
しかし「精神は老化していない」は真っ赤な嘘です。
若い頃は精神が柔軟なので時代の変化に合わせて考え方を変えられるのです。
高齢者になるとこれが出来なくなり精神が時代遅れになるのです。
このように抽象的に書くと分かり難いので具体的に書きます。
(1)テレビによくある「グルメ番組」が楽しめないのが精神の老化なのです。
食材を上手に料理して美味しく食べることは重要な人間の文化なのです。人生を豊かにする文化なのです。
高齢者の多くは食糧難の経験があります。ですから十分な食べ物があればそれ以上望んではいけないと考えています。牢固と考えています。高級そうなレストランなどで「ウ~ン 美味しい!」と言っているのを軽蔑します。ラーメンや焼鳥に色々とこだわるのを嫌と感じます。
要するに「グルメ番組」を苦々しく思うのです。これこそ精神の老化の一つの実例です。
(2)さきの戦争の悲惨さをクドクドと話すのは精神の老化なのです。
さきの戦争はもう70年以上の前のことです。70歳以下の日本人にとっては生まれる以前の出来事です。
生れる前のことは遠い昔のことです。人間は無関心になりがちなのです。現在の若者は先の大戦のことは体験的には知りません。
日本がアメリカと戦ったことを知らない若者がいても驚いてはいけません。
さきの戦争の悲惨さをクドクドと話すと若者が嫌がります。そんな時代だと柔軟に受け入れるのが精神の柔軟性なのです。
(3)人間は25歳前後に結婚し、一生同じ会社で働くのが良いと考えるのは精神の老化なのです。
結婚するもしないのも個人の自由です。50歳位で結婚する人も増えました。他人がとやかく言うべきではないのです。
それから一生同じ会社で働くのが良いと考えるのは時代遅れも甚だしいのです。この考えは戦後からバブル経済の崩壊した1990年頃まで多くの日本人の考え方だったのです。
現在は転職の時代なのです。転職は悪くなくむしろ良いことだと考える人が多くなったのです。
早く結婚し一生同じ会社という考えは精神の老化なのです。
(4)職業に貴賎があり、人間は生まれによって運命が別れると考えるのは精神の老化なのです。
現在の若者は職業は平等に社会に貢献するので貴賎などある筈が無いと考えています。
職業に貴賎があるとは言語道断な老人の精神の老化現象なのです。
人間は生まれによって運命が別れるという考えは江戸時代までの封建社会の考えなのです。
これは議論の余地の無い精神の老化なのです。
(5)家庭の中で男尊女卑の考えがあったとしたらそれは精神の老化なのです。
この考えはバブル経済の崩壊した頃まで多くの日本人の心に残影としてあったのです。
当時のコマーシャルで「私作る人、僕食べる人」という言葉がありました。女は料理を作り、男は食べるだけで良いという意味です。これは昔の「男子厨房に入らず」という言葉を分かり易く言い換えたものです。
現在はこの考え方は全く消滅しました。何と言っても女性は子供を産めます。男は逆立ちしたってそれが出来ません。男尊女卑の考えは精神の老化現象なのです。
こういうことを書き続ければキリがありません。
昨日、鎌倉の広い海の風景を眺めながら考えたことをちょっと書いてみました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
海岸近くに住んでいる方々にとっては珍しくない風景でしょう。
しかし内陸に住んでいる人々にとっては海は憧れです。「海は広いな、大きいな、、」という童謡を思い出して、瞼に碧く輝く海の風景を浮かべています。
昨日撮った春の陽に輝く鎌倉の海の風景写真をお送りいたします。
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広い海の風景を眺めながら考えました。老人になると体が固くなります。同様に精神も柔軟性を失って固くなります。
体が固くなる老化現象は容易に自覚出来ます。山に登れなくなる。キャビン付きのヨットのメイン・セイルが上げられなくなる。身体機能が弱くなるのは明々白々です。
しかし精神の老化には気がつきません。
よく「体は老化したが。精神は老化していない!」という事を聞きます。多くの高齢者がよく言う台詞です。
若者は礼儀正しいので「そうですね」などと賛成してくれます。
しかし「精神は老化していない」は真っ赤な嘘です。
若い頃は精神が柔軟なので時代の変化に合わせて考え方を変えられるのです。
高齢者になるとこれが出来なくなり精神が時代遅れになるのです。
このように抽象的に書くと分かり難いので具体的に書きます。
(1)テレビによくある「グルメ番組」が楽しめないのが精神の老化なのです。
食材を上手に料理して美味しく食べることは重要な人間の文化なのです。人生を豊かにする文化なのです。
高齢者の多くは食糧難の経験があります。ですから十分な食べ物があればそれ以上望んではいけないと考えています。牢固と考えています。高級そうなレストランなどで「ウ~ン 美味しい!」と言っているのを軽蔑します。ラーメンや焼鳥に色々とこだわるのを嫌と感じます。
要するに「グルメ番組」を苦々しく思うのです。これこそ精神の老化の一つの実例です。
(2)さきの戦争の悲惨さをクドクドと話すのは精神の老化なのです。
さきの戦争はもう70年以上の前のことです。70歳以下の日本人にとっては生まれる以前の出来事です。
生れる前のことは遠い昔のことです。人間は無関心になりがちなのです。現在の若者は先の大戦のことは体験的には知りません。
日本がアメリカと戦ったことを知らない若者がいても驚いてはいけません。
さきの戦争の悲惨さをクドクドと話すと若者が嫌がります。そんな時代だと柔軟に受け入れるのが精神の柔軟性なのです。
(3)人間は25歳前後に結婚し、一生同じ会社で働くのが良いと考えるのは精神の老化なのです。
結婚するもしないのも個人の自由です。50歳位で結婚する人も増えました。他人がとやかく言うべきではないのです。
それから一生同じ会社で働くのが良いと考えるのは時代遅れも甚だしいのです。この考えは戦後からバブル経済の崩壊した1990年頃まで多くの日本人の考え方だったのです。
現在は転職の時代なのです。転職は悪くなくむしろ良いことだと考える人が多くなったのです。
早く結婚し一生同じ会社という考えは精神の老化なのです。
(4)職業に貴賎があり、人間は生まれによって運命が別れると考えるのは精神の老化なのです。
現在の若者は職業は平等に社会に貢献するので貴賎などある筈が無いと考えています。
職業に貴賎があるとは言語道断な老人の精神の老化現象なのです。
人間は生まれによって運命が別れるという考えは江戸時代までの封建社会の考えなのです。
これは議論の余地の無い精神の老化なのです。
(5)家庭の中で男尊女卑の考えがあったとしたらそれは精神の老化なのです。
この考えはバブル経済の崩壊した頃まで多くの日本人の心に残影としてあったのです。
当時のコマーシャルで「私作る人、僕食べる人」という言葉がありました。女は料理を作り、男は食べるだけで良いという意味です。これは昔の「男子厨房に入らず」という言葉を分かり易く言い換えたものです。
現在はこの考え方は全く消滅しました。何と言っても女性は子供を産めます。男は逆立ちしたってそれが出来ません。男尊女卑の考えは精神の老化現象なのです。
こういうことを書き続ければキリがありません。
昨日、鎌倉の広い海の風景を眺めながら考えたことをちょっと書いてみました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)