いい加減な梅雨開け、やらなんやら、毎日が厚い雲に覆われ、お天道様の姿がさっぱり見えなくなってしまった。時折降る雨も、いきなりバケツをひっくり返した豪雨は亜熱帯地方特有の気候そのものようで兵庫で多数の犠牲者が出た。それもこれも遠因は少なからずとも地球温暖化の影響とも言われているが、何とかならないだろうか。
<今にも走り出そう。磯子区滝頭保存館にて>
先日、動態保存され、今にも走り出しそうな多種の横浜市電を見てきた。
僅かながらも市電が目の前を未だ風をきってさっそうと走りまくった姿を見ながら暮らした「浜っ子」の1人として、特別な思い入れもあり、見ておきたかった姿であった。
「チンチン」という愛嬌のある音を出し、市民の足として最盛期には総延長52㎞、1日30万人も利用したが、路線廃止する時期には2万7千人に落ち込んでしまった。
横浜市電は明治27年、全国で9番目開通であったが、関東大震災、戦災による大打撃を受けながらもフエニックスのように復活し、活躍したが、モーターリゼーションの波に抗し切れず、約70年の歴史を閉じてしまった。
<風化される車両、磯子区内の久良岐公園にて>
しかし、廃止に追いやった車の洪水が、輪をかけて激しく、最近では高速道路料金の低減化、無料化の波に車の利用が益々増え、排出ガスが"みぞうゆう"(未曽有)に生れ、皮肉にも地球温暖化を押し進めるような結果を招いているように危惧される。
そんな背景からライトレール・トランジット(LRT)と呼ばれる超低床の新型路面電車や電気自動車(EV)、電気バスの参入が現実のものになってきた。
しかし、後者のEVは充電などのインフラの整備、高価な電池価格、走行距離などガソリン車を駆逐するまで、沢山の課題があり、未だ時間がかかりそうだ。
その穴埋めではないが、無公害、高齢化社会に優しい、大きな輸送力、地下鉄より安い建設費など路面電車の復活する機会は未だ未だ残している。
都電がほぼ全廃される運命の中、今になって、さっそうと走る、都電荒川線の姿が、実に逞しく見えてくる。
懐かしい車両がここで眠る
懐かしの旧横浜市電
<今にも走り出そう。磯子区滝頭保存館にて>
先日、動態保存され、今にも走り出しそうな多種の横浜市電を見てきた。
僅かながらも市電が目の前を未だ風をきってさっそうと走りまくった姿を見ながら暮らした「浜っ子」の1人として、特別な思い入れもあり、見ておきたかった姿であった。
「チンチン」という愛嬌のある音を出し、市民の足として最盛期には総延長52㎞、1日30万人も利用したが、路線廃止する時期には2万7千人に落ち込んでしまった。
横浜市電は明治27年、全国で9番目開通であったが、関東大震災、戦災による大打撃を受けながらもフエニックスのように復活し、活躍したが、モーターリゼーションの波に抗し切れず、約70年の歴史を閉じてしまった。
<風化される車両、磯子区内の久良岐公園にて>
しかし、廃止に追いやった車の洪水が、輪をかけて激しく、最近では高速道路料金の低減化、無料化の波に車の利用が益々増え、排出ガスが"みぞうゆう"(未曽有)に生れ、皮肉にも地球温暖化を押し進めるような結果を招いているように危惧される。
そんな背景からライトレール・トランジット(LRT)と呼ばれる超低床の新型路面電車や電気自動車(EV)、電気バスの参入が現実のものになってきた。
しかし、後者のEVは充電などのインフラの整備、高価な電池価格、走行距離などガソリン車を駆逐するまで、沢山の課題があり、未だ時間がかかりそうだ。
その穴埋めではないが、無公害、高齢化社会に優しい、大きな輸送力、地下鉄より安い建設費など路面電車の復活する機会は未だ未だ残している。
都電がほぼ全廃される運命の中、今になって、さっそうと走る、都電荒川線の姿が、実に逞しく見えてくる。
懐かしい車両がここで眠る
懐かしの旧横浜市電
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