百合が咲きました。
カサブランカです。
映画のカサブランカを思い出します。
ヒロインは白い百合のようなイメージでした。
百合は夏の季語。
双腕はさびしき岬百合を抱く 正木ゆう子
両腕をさびしい岬、という喩えには驚かされます。
百合を抱いている女性の心情と、
人気の無い、海鳴りの聞こえる、
夏の岬のイメージが重なってきます。
百合剪ってくれし少年尼僧めく 中村苑子
こちらはまた、百合と性の暗喩でしょうか?
少年が尼僧めいてくるなんて、
女という性の深さと強さに怖ろしささえ感じます。
それをよく知っているからこそ、
尼僧という禁欲的なイメージを引き出してきたのでしょうか?
最後は男性の句です。
百合ひらき甲斐駒ケ岳目をさます 福田甲子雄
カサブランカです。
映画のカサブランカを思い出します。
ヒロインは白い百合のようなイメージでした。
百合は夏の季語。
双腕はさびしき岬百合を抱く 正木ゆう子
両腕をさびしい岬、という喩えには驚かされます。
百合を抱いている女性の心情と、
人気の無い、海鳴りの聞こえる、
夏の岬のイメージが重なってきます。
百合剪ってくれし少年尼僧めく 中村苑子
こちらはまた、百合と性の暗喩でしょうか?
少年が尼僧めいてくるなんて、
女という性の深さと強さに怖ろしささえ感じます。
それをよく知っているからこそ、
尼僧という禁欲的なイメージを引き出してきたのでしょうか?
最後は男性の句です。
百合ひらき甲斐駒ケ岳目をさます 福田甲子雄