575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

我を遂に癩の踊りの輪に投ず   平畑静塔

2006年07月25日 | Weblog

山本健吉氏のこの句に対する批判は、
「我を」「遂に」など直接、心情を表す言葉を
そのまま使うのは、禁じ手ということでしょうか?

では、この切羽詰まった気持ちを
表現するのに、どんな言葉があるのでしょうね?

差別というものを越えていくという決断が
「我を遂に」という言葉を選択させ、
最後の「投ず」という言い切りになったのでは?


理論は、実作の前には、無力だと思いますが???
思想より実践?

                遅足


コメント
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