575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

閑話休題 俳句から離れて失礼します

2006年07月21日 | Weblog
揚げ足を取るつもりではありません。でもこの会はマスコミ関係の方が多いと聞いて、ひとこと。

7月18日の県版に「球児の詩」という囲みがありました。5段見出しG朝で「不屈の闘志で白血病克服」、中見出しも大きくM朝で「最後の夏に挑む」と。

内容は、難病に耐え、甲子園を目指す高校生のはなしです。
闘病で1年遅れたものの現在は、記録部員としてチームを支えているが、この夏限りで退部するとのこと。気になるのは、この見出しです。

 なにも間違ってはいません。その通りで正確です。
 でも、ナゼあえて「最後の夏」と。

弟さんからの骨髄移植と抗がん剤で、現在を得た少年になぜこの文字。
記事には、見出しにふさわしいポジティブな事実が、たくさん述べられているのに。彼はずーっとずっーと生きていくのに。

悲しくって、さびしくって、というのは、私の過剰反応でしょうか。
親御さんや、本人が、拘りなく読み過ごしてくれますように。

  (ワタシめがデスクなら朱ですヨ)
                             鳥野

コメント (3)
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