575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

8月句会近づく      遅足

2012年08月22日 | Weblog
29日が8月の句会です。題詠は「秋の声」。

物音がさやかに聞こえること。
風やせせらぎなど自然の音ともかぎらず、
人のたてる物音ともかぎらない。
具体的な音ばかりでなく、
心の中に響いて来る秋の気配もまた、
秋の声である、と歳時記に。

  秋声や石ころ二つ寄るところ     村上鬼城 

和歌の時代からの優雅な季語。藤原定家の歌。

  荻の葉にかはりし風の秋の声やがて野分の露くだくなり   

また、小説家、徳田秋声の名も。
秋声の名は、宋の欧陽修「秋声賦」から来た季題
「秋の声・秋声」によるものとされています。

残暑厳しい毎日。体調に気をつけて下さい。  遅足

コメント
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