575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

鵯の付け焼き戦後真鶴の    朱露

2012年08月25日 | Weblog
     鵯(ひよどり)は秋の鳥で美味い。     
     太平洋戦争が終わって数年食べた。
     百舌鳥(もず)は小型で獰猛な鳥。
     百舌鳥になりたかったがチト無理。


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夏来る洗濯バサミにある力     早瀬淳一

2012年08月25日 | Weblog
お世話になっている船団の会から出版された「季語きらり100」。
季語にまつわるエッセイも楽しく読みました。
好きな句をいくつか紹介したいと思います。

  夏来る洗濯バサミにある力     早瀬淳一

夏がやってきました。
暑いのは有難くありませんが、洗濯物はよく乾きます。
干していると、誤って洗濯バサミに指を咬まれることがあります。
痛い!意外に強い力です。夏の力です。
とても面白い句だと思います。
そのほか、こんな句が好きです。

  野の草へ露を配りにゆくところ ふけとしこ 

野を歩くと裾が露にぬれてきます。それを逆に発想。
私が露を配っていると・・・ぬれるのも楽しい。

  水仙の光のように母を抱く   あざ蓉子

お母さんは亡くなられたのでしょうか?
いやいやちょっと元気のない母をやわらかく抱く。
私は母を失くしているので、光の母を抱くと読みたいですが。

  早春をしずくのように鳥が飛ぶ  南村健治

  ウクレレのレレにぽろんと夏の月  えなみしんさ

この他、こんな句も好きです。    遅足

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