京都から奈良に向かう電車。反対側の座席に中年の女性。
平安美女というか、ふっくらとして切れ長の目。
ペルシャ風の顔立ち・・・ひょとして阿弥陀仏のお顔?!
鎌倉時代の仏師・快慶の展覧会を見に行く車中でした。
快慶・運慶は武士の時代を代表する仏師と習いました。
東大寺の南大門の仁王様は、この二人の作。
快慶は人物像が得意なようです。
東大寺を再建した重源上人の像は生き写しかと思われるほど。
また数多くの阿弥陀仏像を制作しています。戦乱の続く末世。
人々を救うとされる阿弥陀仏の像も、新しいものが求められていました。
こうした要望に応えたひとりのが快慶。
その仏像には優しさと強さが感じられます。
合歓の花死後に瞼が開くように 高野ムツオ
阿弥陀さまのお顔を見て思い出した句です。
仏像彫刻のなかで一番、仏らしいところはお顔。
なかでも目です。この世のものともあの世のものとも思われぬ半眼。
阿弥陀仏は、無限の宇宙。仏像は、その救済の心を表すもの。
目の奥には永遠の世界。薄く見開かれた目が私をみています。
電車で出会ったのは、阿弥陀仏だったんでしょうか・・・
この句、薄暑光という季語は生きているのでしょうか?
平安美女というか、ふっくらとして切れ長の目。
ペルシャ風の顔立ち・・・ひょとして阿弥陀仏のお顔?!
鎌倉時代の仏師・快慶の展覧会を見に行く車中でした。
快慶・運慶は武士の時代を代表する仏師と習いました。
東大寺の南大門の仁王様は、この二人の作。
快慶は人物像が得意なようです。
東大寺を再建した重源上人の像は生き写しかと思われるほど。
また数多くの阿弥陀仏像を制作しています。戦乱の続く末世。
人々を救うとされる阿弥陀仏の像も、新しいものが求められていました。
こうした要望に応えたひとりのが快慶。
その仏像には優しさと強さが感じられます。
合歓の花死後に瞼が開くように 高野ムツオ
阿弥陀さまのお顔を見て思い出した句です。
仏像彫刻のなかで一番、仏らしいところはお顔。
なかでも目です。この世のものともあの世のものとも思われぬ半眼。
阿弥陀仏は、無限の宇宙。仏像は、その救済の心を表すもの。
目の奥には永遠の世界。薄く見開かれた目が私をみています。
電車で出会ったのは、阿弥陀仏だったんでしょうか・・・
この句、薄暑光という季語は生きているのでしょうか?