朝の散歩が日課の作者、匂いに敏感。
若葉の頃には風がかぐわしい・・・と詠みました。
季節の移り変わりに美意識を磨いてきた日本人。
『若葉のかおり』という和菓子も。
楓の焼印を押した緑の道明寺饅頭。、
若葉の香りを含む初夏の風を表現したものだとか。
織田作之助『青春の逆説』には、こんな若葉の匂い。
ゴールデン・ウィークが終わり、梅雨が来るまでの時季、
夜になると若葉が香る。
それは新緑という名の持つ爽やかさからは想像しづらい
ムッと立ちこめた草木の匂いで、決してかぐわしい、
という種類のものではない。
けれども僕はこの匂いが好きで、ぼんやりと霧に曇った夜、
四辺から立ち上る新緑の、思わず息を止めてしまいそうな
生気の籠もった匂いを嗅ぐと、なぜだか無性に懐かしくなり、
と同時に切なくやるせない気持ちに襲われてしまう・・・。
同じ若葉の匂いでも、朝と夜とでは違うモノですね。

九州は梅雨入り。名古屋も朝から雨が・・・
若葉の季節が終わり、梅雨が始まりますね。
遅足
若葉の頃には風がかぐわしい・・・と詠みました。
季節の移り変わりに美意識を磨いてきた日本人。
『若葉のかおり』という和菓子も。
楓の焼印を押した緑の道明寺饅頭。、
若葉の香りを含む初夏の風を表現したものだとか。
織田作之助『青春の逆説』には、こんな若葉の匂い。
ゴールデン・ウィークが終わり、梅雨が来るまでの時季、
夜になると若葉が香る。
それは新緑という名の持つ爽やかさからは想像しづらい
ムッと立ちこめた草木の匂いで、決してかぐわしい、
という種類のものではない。
けれども僕はこの匂いが好きで、ぼんやりと霧に曇った夜、
四辺から立ち上る新緑の、思わず息を止めてしまいそうな
生気の籠もった匂いを嗅ぐと、なぜだか無性に懐かしくなり、
と同時に切なくやるせない気持ちに襲われてしまう・・・。
同じ若葉の匂いでも、朝と夜とでは違うモノですね。

九州は梅雨入り。名古屋も朝から雨が・・・
若葉の季節が終わり、梅雨が始まりますね。
遅足