575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

8月句会の投句が集まりました。

2018年08月22日 | Weblog
8月句会の投句が集まりました。今回の題詠は「流れ星」です。
新しい方がひとり参加されました。
残暑句会、どの句に風が集まるのでしょうか?  遅足

題詠「流れ星」
①流れ星志士しかと踏む国境(くにざかい)
②流星や声なき声のメッセージ
③満天の星また一つ流れけり
④孫の手の一期一会や流星群
⑤恐竜の深き眼に星流る
⑥流れ星すいこまれゆく青い闇
⑦合宿所睡魔吹っ飛ぶ流れ星
⑧拘置所の開かずの窓や流れ星
⑨人工衛星と七歳の声浜の夏
⑩闇に寝て流れ星待つキャンプかな
⑪流星にあこがれ出づる船の旅
⑫絶滅種あまた流るる星あまた
⑬銀河よりこぼれて二つ流れ星

自由題
①C調が哀調になり法師蝉
②婆さまの後ろむくむく入道雲
③脱け殻のしがみつきおり今朝の秋
④青きわたつみ能登で迎へし終戦日
⑤新涼や水撒く朝の人心地
⑥山法師筆の滲み(にじみ)や風の揺れ
⑦敗戦日ひとりテレビに黙禱す
⑧人魂(ひとだま)の声なき声や原爆忌
⑨雉鳩の今日はよく啼く秋めきて
⑩どんぐりというたのしさを手の窪に
⑪反戦の幟持つ人皺の汗
⑫処暑の風赤子の声の落ち着いて
⑬炎天の中サイレンの音止まる

今回から会場が栄の愛知芸文センターです。


コメント
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